アルファロメオ/ザウバー、2023年型F1マシン『C43』の発表日を公開。同ブランドとしてはラストイヤーに
アルファロメオは、2023年シーズンへ向けて新車発表会を行なう日程を公開した。
2023年シーズンにアルファロメオブランドとして最後の年を迎えるザウバーは、スイス・チューリッヒにて2023年型マシン『C43』を2月7日に公開すると発表した。
チームはマシン公開後、2月23日からバーレーン・インターナショナル・サーキットで行なわれるプレシーズンテストに向けて、カタルニア・サーキットでフィルミングデーを実施。C43のシェイクダウンが行なわれるようだ。
アルファロメオは2022年シーズン、ドライバーのバルテリ・ボッタスと周冠宇の駆る『C42』が特にシーズン序盤で強力なパフォーマンスを発揮した。しかし、シーズンを通してマシン信頼性の低さに泣き、ポイント獲得のチャンスを逃してきた。結果的にコンストラクターズランキングではアストンマーチンと同点ながらも、上位獲得回数によって2012年以来となるランキング6位を獲得した。
ボッタスと周は2023年も残留となったが、ザウバーでチーム代表兼CEOを務めてきたフレデリック・バスールはマッティア・ビノットの後任としてフェラーリへ移籍。新たなチーム代表枠は未発表だが、これまでマクラーレンでチーム代表を務めてきたアンドレアス・ザイドルが、アウディとの2026年からの提携に先立って、ザウバーCEOに就任した。
アルファロメオはザウバーのネーミングライツを取得する形でF1に関わっており、ザウバーとの契約は2023年シーズン末まで。ザウバーは、2026年からパワーユニットサプライヤーとしてF1への参戦を開始するアウディと戦略パートナー契約を締結しており、2024-25年の2年間をザウバーとして戦った後、2026年以降はアウディのワークスチームとしてF1のグリッドに並ぶこととなる。
来るアウディの合流に向けて盤石な基盤を築いておきたいザウバー。伸び悩んだ2022年シーズン後半戦はチーム内に潜む弱点を浮き彫りにするモノであり、チームは2023年シーズンに向けて改善すべき点を十分に認識している。
オフシーズンにボッタスは、チームが中団グループで競争力を維持するためには、信頼性向上と同時に、マシンの開発速度を上げる必要があると感じていると口にしていた。
「僕らの弱点のひとつが、アップデート速度だったのは間違いない」
ボッタスはそうmotorsport.comに語った。
「パーツを生産するのに十分なマンパワーがなかったんだ。他のチーム、例えばメルセデスはより多くの人材とパワーを抱えていて、より早くモノを作ることができる」
「また、信頼性の問題もあって、マシン開発を行なうよりも、問題解決することに集中していたんだ。そのせいで中団グループから後れを取ったんだ」
「今は信頼性も良いレベルまで持ってこれたし、また純粋なパフォーマンスに集中できる」
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