アルファロメオF1、フレキシブルウイング”禁止”に向けた規則変化に異議「シーズン中に値が変わるのはおかしい」

アルファロメオF1のチーム代表であるフレデリック・バスールは、フレキシブルウイングを禁じるための耐荷重検査の強化について、ウイングを変更するためには大金がかかると非難している。

アルファロメオF1、フレキシブルウイング”禁止”に向けた規則変化に異議「シーズン中に値が変わるのはおかしい」

 メルセデスのルイス・ハミルトンに指摘によって明るみに出た、フレキシブルウイングに関する問題。FIAはこの指摘を受け、6月15日以降は耐荷重検査の基準を強化し、ウイングが走行中に変形しないことを確実にしようとしている。

 しかしアルファロメオF1の代表であるフレデリック・バスールはこの動きに反論。シーズン中にウイングを変更するためには、大金がかかると主張している。

 アルファロメオは比較的小さな予算額で運営されているチーム。そのため、なぜこれほどの追加予算が必要となる変更がシーズン半ばに導入されることになったのか、その理由が理解できないと、バスール代表は考えているのだ。

「それ(ウイング)を変更するための時間はたしかにある。しかし、その変更は巨額の予算が必要だ」

「我々は今、予算を削減しようと戦っている。それについて話し、そしてコースに帯同する人数をひとりでも減らそうとしている。そして、今回のような課題を抱えてしまった。これは、冗談みたいなモノだ。私にとっては、まるで冗談だよ」

 バスール代表曰く、リヤウイングにフレキシブル性があったとしても、ラップタイムに与える影響はそれほど大きくないと考えているようだ。

「我々は比較テストを何度か行なった。しかし、差はそれほど大きくなかった。ただ私の懸念はそこじゃない。来週、マシンの重量を変えることはないのか? ということだ。あるチームは、その限界を満たすことができないかもしれない……」

 バスール代表によると、ほとんどのチームは当初のレギュレーションに合致したウイングを使っているため、FIAの今回の動きは不当だと考えているようだ。

「我々は、レギュレーションの範囲内で、最大限に変形し、荷重に耐えられるように調整した。しかし、他のチームよりも賢いというわけじゃないと思う」

「誰もが制限を遵守していたのに、FIAはその制限を変更することを決めた。少し意外なことだが、シーズン途中で荷重検査や変形の基準が変化したのだ」

「問題だと言っているのは、新しい検査を導入したり、検査方法を変えたということではない。彼らがその値を変えたことが問題なんだ。こういうことが行なわれるのは初めてだと思う」

「なぜなら、限界ギリギリの良い仕事をした場合でも、新しいウイングを作らなきゃいけないんだ。コスト削減という面では非常に大きな、大きな努力が必要だということになる」

「F1のエンジニア、そしてデザイナーの仕事は、規制されているギリギリのところで、パーツを設計するということになる」

「しかしシーズン中にレギュレーションが変更される場合には、新しいパーツを設計する必要があり、影響を受けないと言っているチームは冗談を言っているんだと思う」

 なおレッドブルのチーム代表であるクリスチャン・ホーナーは、今回の耐荷重検査の変更により、ウイングの交換が必要になったチームは、約50万ドル(約5000万円)の追加予算が必要になるだろうと見積もっている。

 

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