引退ライコネン、アルファロメオは今後も手放さない? “豊富な経験”を活かせる道模索へ
アルファロメオF1は、2021年限りでの引退を決定したキミ・ライコネンに、今後もその経験をチームで活かすことのできるようにしたいと考えている。
写真:: FIA Pool
2021年9月、2007年のF1王者であるキミ・ライコネンが、今シーズン限りでの現役引退を表明。長年のF1キャリアをついに終えることとなった。
ライコネンは引退後の計画については、家族との時間を大切にすること以外はまだ未定であるとしていた。ただ現在の所属チームであるアルファロメオは、このF1王者の経験を今後もチームのために活用していきたいと考えているようだ。
アルファロメオのフレデリック・バスール代表は、どこかのタイミングで今後も共に働いていけるかどうかをライコネンと話し合いたいとしている。ただ引退を公表したばかりのライコネンに対し、将来の決定を急かすことは適切ではないとも考えているため、状況が落ち着くことを待つとしている。
「彼は既に他のシリーズからいくつか提案を受けているようだから、落ち着くのを待ったほうが良いと思っている」
バスール代表はそう語る。
「そうすれば、彼と将来的に何ができるかについて話す時間を取れるだろう。キミをどこかで迎え入れたいと思っているが、彼も時間が必要だろう」
「今彼に対して『これをやろう、あれもやろう』と、選択肢を提示するのは間違いだろうと思っている。彼はこの決断の意味を受け入れるために落ち着くことが必要だし、その後、将来について決めるタイミングが来るだろう」
またバスール代表はライコネンがアルファロメオで、両者の望んでいたような結果を残せなかったかもしれないが、チームに対してもたらしてくれたモノは数多くあったと称賛している。
「彼はチームに多大な経験をもたらしてくれた」と、バスール代表は言う。
「彼はこの20年、優勝やタイトルを争うチームでのドライビングを経験してきた」
「その経験はチームの発展にとって大きな支えになった。1日1日の結果について話しているのではなく、このプロジェクトの中期的な発展について話をしている。彼はパフォーマンスがどこからくるのか、それを完璧に把握しているんだ」
「それと並行して、チームのイメージという面でも、彼は大きな後押しとなっていた。もっと良い結果を出したかったが、もっと結果を、さらに結果をと思うのはレースの目指すところでもある。そして、結果はこうしたものだったが、キミからのサポートは印象的なものだった」
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