F1 オーストラリアGP

スタート”失敗”に苦しむアルファロメオ、問題は振動? しかし「苦しんでいるのは我々だけじゃない」

アルファロメオF1は、今季速さを見せているものの、スタート時の問題に苦しんでいる。しかし同様の問題に苦しんでいるのは、アルファロメオだけではないと考えているようだ。

Jonathan Noble

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公開日時: 2022/04/10 4:00

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Valtteri Bottas, Alfa Romeo C42

 アルファロメオは、2022年の開幕戦からスタートの問題に悩まされているが、同チームのテクニカルディレクターであるヤン・モンショーは、他のチームも同様の問題に悩まされているはずだと考えているようだ。

 開幕戦バーレーンGPでは、バルテリ・ボッタスが予選6番手となり、昨年までのチームメイトだったルイス・ハミルトン(メルセデス)の真横に並んでみせた。しかしスタートで大失敗。大きくポジションを落とすことになった。

 ボッタスは当時、アルファロメオC42にクラッチには問題があり、うまくスタートできる可能性は50%だと語っていた。

 アルファロメオのテクニカルディレクターであるモンショーは、この問題は2022年用マシンに伴う、多くの要因によって引き起こされており、解決策を見つけるのは簡単ではないと語る。

「おそらくふたつか3つのチームを除いて、多くのチームがスタート時の駆動系の振動に苦労しているようだ」

 モンショーはそう説明する。

「それは我々だけの問題ではない」

「クルマがスタートに向けて待機していると、それが少し振動しているのが分かると思う。私の見解では、この問題はすぐには解決できないだろうと思う。これはドライブラインの問題……つまり剛性や重量、クラッチの位置、新しいタイヤ、そしてより重くなったクルマによって生じた可能性があることを意味している」

「現時点では、何かを言うのは早すぎるかもしれない。しかし個人的には、まだ完全には理解できていない。しかし、それとうまく付き合う方法はいくつかある」

「我々は振動があっても、まともにスタートを切ることもできた。ドライバーがスロットルやクラッチを通常よりも丁寧に扱う必要があるということだ」

 スタートに関する問題こそあるものの、今季のアルファロメオは高いパフォーマンスを発揮している。ボッタスは2戦連続でQ3に進出しており、中団グループ上位を争う一角にいるのは間違いない。これには、アルファロメオが最低重量に近い、軽いマシンを用意することができたということに依る部分も大きいだろう。

 しかしモンショーは、その”成功”にあぐらをかくわけにはいかないことをよく理解しているようだ。

「他のチームのことについて、何かを言うわけにはいかないが、重すぎると不満を言っているチームが数多くる」

 マシン重量について尋ねられたモンショーはそう語った。

「現時点ではこういう面での問題は発生していない。重量が重いと、確かに遅くなるからね。タイヤのマネジメントの面でも、確かに役立っている」

「100kgの違いについて話しているわけではないが、軽いのはプラスだ」

「しかしバルセロナでのグランプリまでには、ほとんどのチームがこの問題を解決していると思う。だからリラックスして『宿題は終わった!』などと言うことはできない。ライバルたちは、追いついてこようとしているからね」

「現時点でのアドバンテージは、重量を減らすため空力のパフォーマンスを考えるのではなく、パフォーマンスを上げることに集中することができるということだ」

「また軽量化というのは、非常に高いコストがかかる。マシンから3〜5kg、または10kg削るために大金を費やす必要がない状況にあるのは、コストキャップの点でより重要なのだ。そのための支出は、いつもとても痛手なのだ」

 第3戦オーストラリアGPの決勝レースでは、ボッタスが12番手、チームメイトの周冠宇が13番手からスタートを迎える。

 

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