開幕に向け不気味なアストンマーチン、アロンソは淡々「速さは感じたけど、まだテストだから……」
バーレーンでのプレシーズンテストで高いパフォーマンスを見せているアストンマーチン。フェルナンド・アロンソはマシンにまずまずの手応えがあることを認めつつも、まだテストの段階だとして慎重な姿勢を崩さなかった。
写真:: Zak Mauger / Motorsport Images
バーレーン・インターナショナル・サーキットで3日間にかけて開催された2023年のF1プレシーズンテスト。その中でも、テスト初日にフェルナンド・アロンソが2番手、2日目に同じくアロンソが3番手を記録したアストンマーチンがにわかに注目を集めている。
ランス・ストロールが自転車事故の影響でテスト欠席となり、その代役として参加したフェリペ・ドルゴビッチは初日のコースイン直後に電気系トラブルに見舞われるなど、いきなり出鼻をくじかれた形となったアストンマーチン。しかしその後の彼らは順調にテストメニューを進めていき、前述のベストタイムの速さもさることながら、ロングランでもペースの落ち幅が非常に小さく、今シーズンの台風の目になる可能性がある。
ライバルからもアストンマーチンを警戒する声が聞こえてきているが、アロンソは3日間のテストを終えてまずまずの手応えを感じていることを認めつつも慎重な姿勢を崩しておらず、次のようにコメントした。
「今日は多くの周回を重ね、ニューマシンについてたくさん学ぶことができたから良い1日だった。ただこれはテストに過ぎないので、他が何をしているかは分からないし、答えの出ていないものがたくさんある」
「今週はランスがいなかったけど、フェリペはとてもうまく適応していたと思うし、良い仕事をしていた。全体的には3日間を通してマシンに速さは感じられたけど、来週他チームと比べる必要がある」
「伸びしろはまだたくさんあると思うし、来週に向けてまずまずの位置につけていると思う。僕たちの目標は昨年から一歩前進すること。一歩一歩進んでいくつもりだ」
またチームのパフォーマンスディレクターを務めるトム・マッカローはプレスリリースの中で以下のように語り、テストでの進捗に満足している旨のコメントを残した。
「テスト3日目が終了した。我々は無事走行プランを完遂し、両ドライバー共に多くの周回を重ねることができた。午前中にはフェリペが素晴らしい働きをして、午後にはフェルナンドがそれを引き継いでくれた」
「マシンは安定していて、多くのデータを集めることができた。まだ手順や運用の面で理解を深めている最中だが、良い形で進歩できていると思う」
「今は開幕戦に向けて、今週学んだことを全て活かして最適化を進めることになる。テストにあたってはチームを非常に信頼しているし、ここまでにトラックサイドでもファクトリーでもみんなが大変な努力をしてくれた。新しいシーズンが始まるのが楽しみだ」
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