「ノリスとのギャップ、大きくない?」7番手アロンソ、VSマクラーレンで不安覚える
フェルナンド・アロンソはF1フランスGP予選でマクラーレンのランド・ノリスとの間に発生した0.5秒のギャップを心配しており、「マクラーレンに手が届かないかもしれない」と考えている。
写真:: Steven Tee / Motorsport Images
F1 2022年シーズンのコンストラクターズランキング4位は、アルピーヌとマクラーレンの2チームが争いを繰り広げている。アルピーヌのフェルナンド・アロンソは第12戦フランスGP予選での差を振り返り、マクラーレン相手のバトルを心配している様子だ。
この両チームは現在どちらも81点と、全くの同ポイント。イモラでの表彰台があるためマクラーレンが4番手となっているが、熾烈な争いが続いていることに変わりはない。
フランスGP予選では、ランド・ノリス(マクラーレン)がメルセデス勢に割って入る5番手タイムをマーク。その一方でアルピーヌ側はアロンソが7番手タイム、チームメイトのエステバン・オコンは12番手となった。
アロンソとしてはノリスとの間に0.5秒のギャップが存在することで、決勝レースでは手が届かないかもしれないと不安を覚えている様子だ。
「正直に言って、僕らはシルバーストンとオーストリアでとても競争力があったから、(フランスGPでも)結構期待して来ていたんだ」
予選後にアロンソはそう語った。
「中団争いで前を走れると思ってここに来ていたんだ。でもアルファタウリとマクラーレンがマシンにアップデートを施して、改善してきているようだね。そして、僕らは苦戦してしまっている」
「はっきり言ってしまえば、ランドと0.5秒の差があるのを確認した時には、ちょっと大きすぎるし、手が届かないんじゃないかと心配になった」
「でもレースペースやタイヤマネジメント、戦略や諸々のこともあるから明日の様子を見よう。上手く行けば挑戦できるかもしれない」
アルピーヌCEOのローラン・ロッシは初日終了後、チームの苦戦具合に”少しガッカリしている”とコメント。両ドライバーがアンダーステアに苦慮していることを指摘していた。
アロンソはそうした点を認めており、アルピーヌにとって「簡単な週末じゃない」と語っており、チームとしてもFP1とFP2ではマシンの動きに満足していなかったと言う。
「予選では風向きが90度回転していて、横風のストレートと、向かい風のストレート、そこにコーナーでまた風向きが変わったりもしていた」
「楽な週末じゃなかったよ。予選7番手は強力なポジションだし、金曜日のロングランでは僕らも結構強そうだったから、いいレースができるといいね」
フランスGPの決勝に向けては、気温、路面温度共に高い状況下でのタイヤマネジメントがひとつの重要ポイントになると考えられている。今回はピットレーンでの制限速度が60km/h(通常は80km/h)と、ピットに要する時間も長いため、チームとしては通常以上にストップ回数を最小化する必要に駆られるはずだ。
「タイヤだけど、この温度やロングコーナーのせいで大変なんだ。過熱してしまったり、グレイニングが出たりでね」
「ピットレーンがチャンピオンシップの中でも最長なんだ。27秒くらいだったと思うけど、そのロスを避けることができるなら、1ストップが理想的だ」
「できるかどうかは分からない。戦略についてはかなり柔軟性を持って臨むことになると思うよ」
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