アストンにもいつか勝機が訪れる……虎視眈々アロンソ「レッドブルに”亀裂”が入った時、チャンスをモノにする準備を」
フェルナンド・アロンソはアストンマーチンF1が勝利を望む場合、レッドブル勢に”亀裂”が入ったタイミングで襲いかかる準備と集中力を維持する必要があると語っている。
写真:: Zak Mauger / Motorsport Images
アストンマーチンのフェルナンド・アロンソは、F1第5戦マイアミGPで今季4回目の3位表彰台を獲得。チームからも2位表彰台やさらに勝利を渇望する姿勢が見受けられ、アロンソ自身もそれを認めている。
ただ、3位よりも良い結果を手にするためには、今季”最速”のレッドブルを倒さなければいけない。アロンソは非現実的な期待を抱くのではなく、レッドブルが一歩先を行く現実を受け止める必要があると語っている。そしてアロンソは、いつかレッドブルも失態を犯す日が来るとして、チームには好機を逃さない準備と集中力が必要だと気を引き締めている。
マイアミGP決勝後、アロンソは次のように語っている。
「もちろん、もう一段上に上がって、2位表彰台に登りたい。そして、いつかはレースで勝つチャンスを掴みたい」
「でも現時点では、レッドブルは僕らよりも強いから、それは実現していない。レッドブルは強く、速く、そして信頼性も抜群……全レースで2台ともが完走している」
「ただ、いつかそこに亀裂が入ったり、チャンスがあったりすれば……僕らは(勝利や2位を掴める)ポジションできちんと備え、週末のどのタイミングでもミスを犯さないようにする必要がある」
Fernando Alonso, Aston Martin F1 Team, 3rd position, celebrates on arrival in Parc Ferme
Photo by: Andy Hone / Motorsport Images
アロンソは、ここまでのレースでレッドブル勢に追従するシーンもあったが、フルディスタンスでは圧倒的な差をつけられている。
そのためアストンマーチンが世界タイトルに挑むのは先の話とアロンソは捉えている。ただ、シーズン後半には状況に変化を起こせるかもしれないと考えている。
今季中のレース勝利の可能性について尋ねられたアロンソは、次のように答えた。
「今年は厳しいと思う」
「今回が今季最高のレースペースだったとはいえ、その差はかなり大きい」
「セーフティカー出動もなく、何も起こらないレースで、僕らは一番先頭に近づいてフィニッシュすることができた。僕らはまだかなり速いんだ。展開を見てみようじゃないか。シーズンは長いんだ」
「いくつかのサーキットで彼らにもう少し近づけると良いね。シーズン後半に投入されるアップデートで、これまでとは違う、より競争力のあるポジションに立てるかもしれないしね」
「ただ正直なところ、僕らの主な目標は後続を見て、コンストラクターズランキングでメルセデスとフェラーリを上手く抑え込むことだと思う。レッドブルが他のどのチームよりも良い仕事をしているということを認める必要があるし、僕らももっと良い仕事をしないとね」
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