カウルが弾け飛びリタイア……アロンソ、不運の連鎖に嘆き「4戦でわずか2ポイント……つらいよ」
アルピーヌのフェルナンド・アロンソは、エミリア・ロマーニャGPで今季2度目のリタイアを喫し、自身の不運を嘆いた。
写真:: Steve Etherington / Motorsport Images
アルピーヌのフェルナンド・アロンソは、F1第4戦エミリア・ロマーニャGPを自分ではどうしようもない接触が原因でリタイアしたことを嘆いた。
雨の予選で5番手を獲得したアロンソ。スプリントでは順位を下げ、決勝レースは9番手からスタートすることになった。その決勝では、オープニングラップのターン2でスピンしたミック・シューマッハー(ハース)のリヤタイヤが、アロンソのサイドポッドに接触した。
アロンソはそのまま走行を続けたが、この時のダメージが原因となり、メインストレートでサイドポッドのボディワークが弾け飛んでしまい、リタイアを余儀なくされた。
アロンソは第2戦サウジアラビアGPではパワーユニットにトラブルが起きてリタイア。第3戦オーストラリアGPでは、ポールポジションを狙える速さがありながらも、油圧系のトラブルにより予選Q3でクラッシュするなど、不運が続いている。
チームメイトのエステバン・オコンが20ポイントを稼いでいるのに対し、アロンソはわずか2ポイント獲得に留まっている。
「シーズン序盤を良い形でスタートし、良くない形で終わるより、良い形でシーズンを終えたいんだ」
エミリア・ロマーニャGPでリタイアした後、アロンソはそう語った。
「だから、どちらか一方を選べるとしたら、(シーズン序盤は良くなくても)より良いパフォーマンスでシーズンを終えたい」
「でも同時に、TVでレースを見た時に、最初の4戦で僕にいろいろなことが起きている。25点か30点は獲れるはずなのに、2点しか獲れないのはつらいよ」
アロンソは今シーズンこれまで、自分にはどうしようもない「不運な瞬間がたくさんあった」と感じており、イモラを「その一例」と呼んでいる。しかし彼は、困難なスタートを切りつつも挽回した、2021年のことを心に留めている。
「昨年のことをよく覚えている。イモラで1ポイントしか獲れず、シーズンも荒れたスタートだった」
「そして最終的にはかなり競争力があって、チャンピオンシップの上位に入った。だから今年も同じようにできるか見てみよう」
シューマッハーとの接触により、アロンソはアルピーヌがイモラに持ち込んだアップデートフロアが破損してしまった。アロンソは、このパーツが次戦以降も使えるかどうかは分からないという。
「僕たちはとてもアンラッキーだったということは誰もが認めるところだろう」
「オーストラリアGPの予選で起きたように、僕たちには信頼性の問題があった。それに今回は、スタートでみんながお互いに接触していたのに何も起こらず、彼らのクルマは壊れてなかったようだ」
「でも僕らのクルマは、ミックにちょっとキスされただけで、完全に壊れてしまったんだ。このフロアはマイアミで使えるかどうかさえわからない」
「自分たちのミスではなく、誰かや何かのせいで、自分たちの手には負えない結果が続いているんだ」
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