F1復帰のアロンソ、テストには参加とCEOが認める。2月中旬に上あご骨折の負傷
アルピーヌCEOのローラン・ロッシは、今年2月に自転車トレーニング中に事故に遭ったフェルナンド・アロンソがF1のプレシーズンテストに問題なく参加するという認識を示した。
写真:: Renault Sport
2021年、アルピーヌから3シーズンぶりにF1復帰を果たすフェルナンド・アロンソ。彼は2月に交通事故で怪我を負っていたが、プレシーズンテストには参加できると、ローラン・ロッシCEOが伝えた。
アロンソは2月中旬、自転車トレーニング中に交通事故に遭った。その結果上あごを骨折し、手術を受ける必要があった。彼は短い入院の後に無事退院し、トレーニングも再開させた。ただF1復帰に向けた動きは複雑な状況となってしまった。
3月2日にはアルピーヌが2021年の新車発表イベントを実施したが、アロンソは回復と準備に専念するためにイベントを欠席している。ただアルピーヌとしてはアロンソが3月12日から始まるプレシーズンテストへ参加できると確信しているようだ。
「フェルナンドはとてもよくやってくれている」
アルピーヌのCEOであるローラン・ロッシはそう語った。
「彼は悪いアクシデントに遭遇してしまった。自転車による事故が軽く済むことはまれだが、彼は幸運だった。あごの怪我だけで済んだのだから」
「そのあごの手術とケアを除いて、彼は完全に問題ない。フェルナンドはまったくもって健康だ」
「彼が素早く回復してきたことには我々も驚いている。彼は事故の直後には我々にバーレーン(のテスト)には行くだろうと伝えてきた。そして、それは医師によって認められた」
「彼は完全に元気なので、彼が正しかったようだ。我々も来週、マシンに乗る彼と会えるのを楽しみにしている」
なおアルピーヌは発表した新車A521のシェイクダウンを3月3日に実施する予定となっている。
ただアロンソは新型コロナウイルスに対する入国制限もあり簡単にはイギリスへ入国できないため、このシェイクダウンはチームメイトのエステバン・オコンがひとりで実施することになる。
F1へ3シーズンぶりに復帰するアロンソにとっては、制限の多いフィルミングデーでのシェイクダウンであっても、貴重な走行機会となっていたはずだ。しかしエグゼクティブディレクターを務めるマルチン・ブコウスキーは、シェイクダウン欠席はアロンソにとって新シーズンに向けた準備を左右するほどのものではないと主張している。
アロンソのシェイクダウン欠席により、チームと彼の新シーズンに向けた準備の状況はどの程度混乱しているのか? それを尋ねられたブコウスキーは次のように答えた。
「彼にシーズン開始に向け完全に回復するベストな機会を与えることが重要だ」と、ブコウスキー。
「ローンチイベントへ出席することや、明日のシェイクダウンでマシンを走らせることよりも、バーレーンでのプレシーズンテストに間に合うように体調を整えることのほうが、より重要なことなんだ」
「それに加え、事故からの回復中で、渡航の制限や検疫等がある状況はベストなものではない」
「そのため、フェルナンドには回復のための時間を与えて、バーレーンでのテストに適したものにしよう」
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