”夢”はでっかく! 予選5番手のアロンソ、得意のシンガポールGPで表彰台を狙う
アルピーヌのフェルナンド・アロンソはシンガポールGPの予選を5番手で終え、表彰台を目標に「大きな夢」を見ることができると語った。
写真:: Carl Bingham / Motorsport Images
アルピーヌのフェルナンド・アロンソは、次第に路面が乾いていく難しいコンディションとなったF1シンガポールGP予選を5番手で終えた。決勝の目標について、”大きな夢”を見ていると語った。
アルピーヌはマクラーレンとコンストラクターズランキング4位の座を争っているが、アロンソがランド・ノリス(マクラーレン/予選6番手)の前を確保したことはチームにとっても大きいだろう。
「もしレースがドライになったら、オーバーテイクは難しいと思う」
そうアロンソは話した。
「だからトップ5を確保し、マクラーレンよりも多くのポイントを獲得することができればいい。だからそれが今回もメインターゲットになるだろう。 もしウエットだったら、いろいろなことが起こり得る」
「僕らにとってとても良いレースになるかもしれないし、クラッシュしたりすればリタイヤになるかもしれない。でも僕たちは表彰台まであとふたつなんだ。だから今夜は大きな夢を見ようじゃないか」
アロンソは予選を通して好調で、路面が乾き始めたQ2ではインターミディエイトタイヤで5番手、Q3でもスリックのソフトタイヤで5番手となった。
「ストレスフルだったのは間違いない。楽しいと感じるかどうかの境界線だった。リスクとストレスのレベルが高かったからね」
「Q3でドライタイヤを装着したときは、誰もが勇気を持って行動した」
「最終的には正しい判断だったけれど、毎周毎周、前のラップよりも速く走り、マシンがコース上に留まってくれること、そして1分半前にそのコーナーを通過したときよりも路面が乾いていることを願いながらコーナーに入ることは、大きなストレスになるんだ。だから明日はもう少し落ち着いたレースができるといいんだけどね」
リスクを楽しめたかと聞かれると、彼はジョーク交じりに「いいや、僕はチャンピオンシップをかけて戦っているわけじゃないから、これだけのリスクを冒して大した見返りがないなんて、心臓に良くないよ!」と答えた。
「僕はいつもそうしているし、たとえ20番手でも同じレベルのリスクを冒すつもりだ。でも今日は、今年のどの予選よりもちょっと上だったね」
アルピーヌはシンガポールGPに新しいフロアを投入。アロンソも予選でこれを使用していた。彼は意図していた通りに新パーツが機能していたと認めながらも、ラップタイムへの貢献度はそれほど高くないと話す。
「昨日集めたデータで一歩前進したんだ。だから、このステップには満足している。ここシンガポールでは走るたびにコースが進化しているから、データをあまり読むことができないし、モンツァからシンガポールに行ったときのフィーリングではマシンを判断するのがとても難しいんだ」
「アップデートのおかげで競争力が高まったのは確かだけど、クルマをアップデートした時は、コンマ1秒くらいは速くなるだろう。ノリスとはコンマ7秒差、(前にいるカルロス)サインツJr.とはコンマ5秒差だから、もしバーレーンのクルマでレースをしても、おそらく同じポジションにいられるだろうね」
シンガポールGPで2勝をマークしているアロンソは、マリーナベイ市街地コースが自分のスタイルに合ったコースであると認めている。
「ここはコーナーが多いんだ。コーナーが6つのモンツァ(公式には11個)から23個のコーナーになったんだ。クルマに良いフィーリングが必要だし、ラップの前半でどう走るか、後半にタイヤを残すためにどうするか、そういうことが重要なんだ」
「クルマに自信を持ち、プラクティスで自信をつけていかなければならない。そして、シンガポールでは、どんな理由があるにせよ、僕はこれまでずっと速かったんだ。これはオーストラリアでも同じことだ」
「説明のしようがないけど、メルボルンはいつも(状況が)異なるサーキットだ。スパではそれほど速くないから、F1を22年やっていてもまだ学ばなければならないことがある。でも、いつも同じような傾向があるんだ」
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