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ガスリー、アロンソを痛烈批判「ホンダPUを使う僕らが嫌いなんだろう」

トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーは、今季限りでF1から引退するマクラーレンのフェルナンド・アロンソを”過激すぎる”として痛烈批判した。

Fernando Alonso, McLaren MCL33 and Pierre Gasly, Scuderia Toro Rosso STR13 battle and make contact

写真:: Jerry Andre / Motorsport Images

Fernando Alonso, McLaren MCL33,  Pierre Gasly, Toro Rosso STR13, Kevin Magnussen, Haas F1 Team VF-18, and Sergio Perez, Racing Point Force India VJM11
Pierre Gasly, Toro Rosso STR13
Fernando Alonso, McLaren MCL33 and Pierre Gasly, Scuderia Toro Rosso STR13 battle and make contact
Fernando Alonso, McLaren MCL33, leads Charles Leclerc, Sauber C37, and Pierre Gasly, Toro Rosso STR13
Pierre Gasly, Toro Rosso STR13

 トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーは、イタリアGPでのフェルナンド・アロンソ(マクラーレン)の動きを批判。F1引退発表以来、アグレッシブになりすぎていると主張した。

 アロンソは、予選Q2の最終アタックで、ハースのケビン・マグヌッセンにオーバーテイクを仕掛けた。これが原因で、アロンソとマグヌッセンはタイムアップを果たすことができず、Q2敗退……マグヌッセンはこの時のアロンソに動きについて激怒していた。

 ガスリーも決勝レース中にアロンソにコース外に押しやられたことでマシンにダメージを負い、レースをフイにすることとなった。そのアロンソの過度なディフェンスに、ガスリーも怒りを露わにする。

「彼のアプローチは、(以前とは)少し違うと思う。なぜなら彼は、来年F1に出ることはないと分かったからだろう」

 そうガスリーは語った。

「彼は以前よりも、もっとアグレッシブになったように見える」

「僕に対して彼がしたことは、フェアじゃなかった。横にマシンがいる場合は、1台分のスペースを残す必要があることを、僕らは理解している。しかし、今日の彼はそれをしなかった」

 アロンソは昨年まで3年間、ホンダのパワーユニットを搭載したマシンを走らせていた。そして今季はガスリーが、ホンダPUを載せるマシンをドライブしている。

「彼は僕らのことが好きじゃないんだろう。僕らは、ホンダエンジンを持っているからね。しかし、それにしてもフェアじゃなかった」

 セーフティカー明け直後のターン1で、ガスリーはアロンソを抜き、10番手に上がろうとしていた。しかしアロンソがスペースを残さなかったことで、ガスリーはコース外に飛び出すことになり、縁石の上を通過せざるをえなかった。それによりフロアに大きなダメージを負ってダウンフォースを失い、その後のレースに大きな影響を及ぼしたとガスリーは説明する。

「僕らはセーフティカーが明けた直後、ターン1にサイド・バイ・サイドの状態でたどり着いた。僕はアウト側にいたんだけど、彼は僕をコース外に完全に押し出したんだ」

「僕はコース上に残ろうとした。しかし、彼は僕にスペースを残してくれなかった。そのため、僕は縁石の上を飛び越えなければならなかった。その後で彼は
僕に再び接触し、僕のマシンのフロア右側は全面的にダメージを受けることになった」

「ダメージは右のフロアだけだったから、右コーナーと左コーナーでは、感触が違ったんだ」

「僕はダウンフォースを失った状態で走っていた。だから他のマシンの後ろを走ってさらにダウンフォースを失うと、そのマシンに近づくのは不可能だった。長い、長い日曜日になった」

 ガスリーは結局15位でレースを完走したが、アロンソはガスリーとの接触直後に電気系のトラブルによりリタイアした。

 アロンソとの事件について、レースディレクターのチャーリー・ホワイティングに報告したかどうかと尋ねられたガスリーは、次のように語った。

「いや、話していない。正直に言って、それで何かが変わることはない」

「もし彼を見かけることがあれば、おそらく彼に話しに行くだろう。しかし結局のところ、彼ら(スチュワード)はフェルナンドにペナルティを科すことができるけど、僕のレースがそれで変わることはないんだ」

Additional reporting by Oleg Karpov

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