フェルナンド・アロンソ「何も期待していなかった」F1復帰後初予選の9番手を喜ぶ
アルピーヌのフェルナンド・アロンソは、F1復帰戦バーレーンGPの予選でトップ10に入れたことには満足しているが、最初の数レースは苦戦するだろうと改めて語る。

アルピーヌからF1復帰を果たしたフェルナンド・アロンソは、その初戦バーレーンGPの予選でQ3進出を果たし、9番グリッドから決勝レースをスタートすることになった。
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予選をうまく戦い切ったアロンソだが、今後さらなる試練が待ち受けているだろうと考えているようだ。
「まずは、自分を向上させなければいけない。現実にこのタイヤを使ったり、予選を戦ったりするのは、初めての経験みたいだった」
アロンソはそう語った。
「それからフォーメーションラップ、ライトパネル、最初のコーナーへの飛び込みも今週末が初めてみたいなモノだ。レーシングドライバーにとっては、シンプルなことのように見えるかもしれない。2年ぶりだと、全く新しいモノのように感じる」
「最初の数レースは苦戦することになるだろうと考えていた。この最初の予選はうまくいったけど、イモラに向けて、まだ仕事を続けていかなきゃいけない」
「マシンから全てのパフォーマンスを引き出すためには、数レースが必要だろう」
大混戦の中団争いの中でトップ10に入れたのは驚きだったかと尋ねられたアロンソは、2018年以来のF1での予選に、何も期待していなかったと語った。
「正確に言えば、結果については何も期待していなかった」
「僕らとしては、できる限り最高の予選を戦い、最終的にどこに辿り着いたのかを確認する……それしかなかったと思う」
「驚きだったというわけではない。でも、予選前には何も期待していなかった。だからトップ10に入ることができて嬉しいよ」
「でも同時に、ミディアムタイヤで予選Q2突破を試みたマシンが数台あり、そのうち何台かはQ3に進めなかった。後ろにも速いマシンはいるから、すごく接戦だと思う」
「わずか0.1秒で、8番手から14番手に落ちてしまう可能性だってある。おそらく毎週末激戦になるだろう」
アロンソ曰く、プレシーズンテストでは完全なレースシミュレーションを完了できなかったため、バーレーンGPの決勝は情報収集のために使いたいと考えている。
「57周連続で走るのは初めてだ。その情報を手にすることが必要なんだ。それぞれのタイヤで15周または20周走り、デグラデーションがどう進行していくのか、それがマシンバランスにどんな変化をもたらすのか、そしてタイヤをマネジメントする方法を感じ取る必要がある」
「レースを終えた段階で、そういうことを学び取っておきたい。それができれば、7位でも、11位でも、15位でも構わない。とにかく、決勝ではそういう情報を手にする必要があるんだ」