F1
アロンソ、現行“グラウンドエフェクト”F1マシンは「本当に複雑」気まぐれな挙動に依然頭悩ませる
アストンマーティンのフェルナンド・アロンソは、現行のグラウンドエフェクトカーのセットアップが難しく「混乱する」と語った。
Matt Kew Alex Kalinauckas
編集: 2024/01/11 18:11
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これまで様々な世代のF1マシンを操ってきたフェルナンド・アロンソは、2022年に導入された現行テクニカルレギュレーションで復活したグラウンドエフェクトカーついて、チームやドライバーにとって理解が難しいとの評価を下している。
テクニカルレギュレーションが刷新されたことで、現行F1マシンはウイングなどマシンの”上面”ではなく、よりマシン下面でダウンフォースの大部分を発生するコンセプトとなった。ここにはマシンから発生する後方乱気流を軽減して、接近戦を増加させようというF1とFIAの意図があり、結果としてダウンフォースの60%をマシン下面で発生するようになった。
ただその弊害として、チームは2022年シーズン開幕当初から、フロア下のダウンフォース増減によって車高が激しく上下する”ポーパシング”や、フロア下の気流を一定にするために足回りを硬く設定したことによりマシンが路面のバンプに対応しきれずに跳ねる”バウンシング”の対応に頭を悩ませた。
そうした問題をいち早く克服し、逃げ切った王者レッドブルの後方では、勢力図がグランプリごとに変動した。また2023年シーズンにも、アストンマーティン、マクラーレン、フェラーリ、メルセデスの4チームが2番手チームの座を争いながらも、異なるタイプのサーキットで一貫性を保つのに苦労。やはりグランプリごとにレッドブルを追う顔ぶれが異なった。
現在アストンマーティンに所属するアロンソは、メルセデスの2023年マシンであるW14に見られたスイートスポットの狭さが、マシンセットアップがより難しくなったF1新時代を反映したモノだと語った。
「(マシンは)間違いなくセットアップが難しくなっているし、理解も難しくなった。チームにフィードバックするのはもっと難しい」
アロンソはそう語る。
「マシンに乗って、全てが上手くいっていると感じることもある。ただ、立ち止まって順位を見たら14位かもしれない。その逆もある」
「非常に難しいマシンをドライブしているんだ。バランスが完全に崩れているのに、トップ3に入ることもある。マシンセットアップはとても繊細なんだ」
Photo by: Steven Tee / Motorsport Images
Fernando Alonso, Aston Martin AMR23
アロンソ曰く、そうした気まぐれなマシンの挙動は、空力プラットフォームとサスペンション設定の両方に起因しているという。
そして、このふたつの関係性を正しく理解してセットアップに落とし込む上で、チームやドライバーが時に「混乱」してしまうこともあるとアロンソは語った。
「空力だけの問題ではないと思う。サスペンションが硬くて車高が低いことも原因だと思う」とアロンソは言う。
「フィードバックするという面では、マシンがもたらす情報を少し見落としているかもしれない。空力のバランスは本当はどうなっているのか? 空力面やサスペンション、そしてメカニカルグリップによるタイヤへの影響がどうなっているのか? そういう部分を把握するのが難しいんだ」
「これら3つのパラメーターは、時として手や身体の中で混乱する。本当に複雑なマシンだと思う」
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