F1 シンガポールGP

シンガポールGPはフェラーリが最速だった? 中団で跳ね馬と争い8位のアロンソ「今回は彼らが勝つべきレース」

フェルナンド・アロンソは、F1シンガポールGPで勝つべきだったのはフェラーリ勢だったと考えている。

Fernando Alonso, Aston Martin F1 Team, Charles Leclerc, Scuderia Ferrari, Franco Colapinto, Williams Racing, on the grid

Fernando Alonso, Aston Martin F1 Team, Charles Leclerc, Scuderia Ferrari, Franco Colapinto, Williams Racing, on the grid

写真:: Mark Sutton / Motorsport Images

 アストンマーティンのフェルナンド・アロンソは、F1シンガポールGPでカルロス・サインツJr.(フェラーリ)の後ろ、8位でフィニッシュした。彼は自身と争ったフェラーリ勢が、レースで勝つべきだったと語った。

 予選で7番グリッドを確保したアロンソは、レース前半はニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)のすぐ後ろを走行していたが、早めのピットストップをしたことでヒュルケンベルグをアンダーカットすることに成功。ただ、そのアロンソよりも早くピットインしたサインツJr.や、逆に最初のスティントを遅らせたシャルル・ルクレール(フェラーリ)は、そのペースの速さを活かしてアロンソを逆転。ルクレールは5位、サインツJr.は7位だった。

 フェラーリ勢は元々、今週末のプラクティスで速さの片鱗を見せていたにもかかわらず、予選での失敗が響いてアロンソの後ろからのスタートとなっていた。ルクレールはQ3でトラックリミット違反によりタイムを抹消されたことで9番手、そしてサインツJr.は同じくQ3でクラッシュしたことにより、10番手に沈んだのだ。

 決勝ではふたりとも遅いドライバーにペースを乱されることになったため、ピット戦略を駆使してなんとか順位を上げていくしかなかった。そんなフェラーリ勢とポジションを争っていたアロンソは、フェラーリは勝って然るべきポテンシャルがあったとコメントした。

「フェラーリに関して言うと、彼らはこのレースに勝つべきだっただろう。今週末、彼らが最速のマシンだった」

 そう語ったアロンソは、マクラーレン、レッドブル、フェラーリ、メルセデスといったいわゆる4強チームを除いた最上位でフィニッシュ。6位に入ったアゼルバイジャンに続き、2戦連続となるポイントを獲得したが、最大限の力を発揮できたかと問われるとこう答えた。

「ああ、間違いなくね」

「チェコ(レッドブルのセルジオ・ペレス)の前でフィニッシュしたけど、基本的にはトップ4チームの後ろになるから、普通は9位と10位が狙えるとしたものだ。8位というのは僕たちのベストな結果よりも少し良いんだ」

「ポイントも獲得できたけど、周回遅れたっだしペースも良くなかった。週末を通してマシンを走らせるのが難しかったんだ。だから入賞はラッキーだったし、15位になってもおかしくなかった」

「本来なら15位か16位になるところだった。でもフェラーリから2秒差の8位だ。これ以上のことができるかは分からないね」

 

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