来季F1復帰のアロンソ、ルノーのファクトリーを訪問「特別な1日だった」
2021年にF1復帰を果たす予定のフェルナンド・アロンソがルノーF1のファクトリーを訪れ、復帰への準備を進めるため、エンジニアたちと顔を合わせた。
写真:: Renault F1
ルノーは日本時間の9月22日(ヨーロッパ時間の21日)にSNSに画像を投稿し、来季から同チームのドライバーとしてF1復帰を果たすフェルナンド・アロンソの姿を披露した。彼はF1復帰発表後初めて、チームのウエアに袖を通し、ファクトリーを訪問したのだった。
【ギャラリー】2度目のタイトルを獲得。2006年のアロンソ
アロンソもその後、ファクトリーを訪問したことを自身のツイッターで明かした。
「ファクトリーに戻るのは、とてつもなくスリリングなことだった。僕がルノーに初めて来たのは2002年、21歳の時だった。ここのことは隅々まで……ドアも、廊下も全て知っている。特別な1日だった」
今月初め、ルノーはシーズン終了後のアブダビテストでアロンソを走らせることができるかどうか、FIAと交渉中であることが明らかになった。そして同チームの代表であるシリル・アビテブールはmotorsport.comの独占インタビューで、最近の戦闘力向上とアロンソの強い希望により、彼を走らせたいというチームの想いが強まったと語った。
「最初は、将来のことが中心だった。2022年について話をしよう……2022年に向けて一生懸命取り組むため、2021年を忘れることにしようと言っていたんだ」
アブテブール代表はそう語った。
「しかし我々の興味深い戦いが軌道に乗り始めていることが分かった。それに気付いたのはフェルナンドだった。彼は力を得たいと思っている。それはポジティブなことだ」
「しかしその一方で彼は、自分が掴むことができる何かがそこにあることを、確認したいと思っている。今年、コースによってはマシンが高い戦闘力を発揮している。彼はそれが、本当の意味でのチャンスになると見ているのだ。おそらく、来年はそういう機会がもっと増えるだろう」
アロンソは2005年と2006年に、ルノーと共にワールドチャンピオンを獲得した。一旦はマクラーレンに移籍したものの2008年にはルノーにカムバック。ルノー+アロンソは、通算で17勝を挙げた。
アロンソは2018年限りでF1を一度離れ、WEC(世界耐久選手権)やインディ500、ダカール・ラリーなどに参戦してきた。そして2021年から再びルノーに加入し、F1復帰が決定。それに向けてルノーは、今シーズン終了後のアブダビテストで、アロンソを走らせることを目指している。
例年このテストは、若手ドライバー向けのテストとピレリのタイヤテストを兼ねて行なわれている。しかし来季に向けてピレリタイヤは変更される予定がないため、各チームはテストの日程を1日減らし、若手ドライバーのみを対象とする走行にすることに同意した。
レギュレーションによればこのテストでは、各チームが2台のマシンを走らせることができる。しかし、「FIAに承認されない限り、キャリアの中でF1世界選手権のレースに3レース以上参戦したことがない」というのが、参加条件になっている。
そのためルノーがアロンソを走らせるためには、FIAから特別な許可を得るか、フォーマットを変更するための働きかけを行なわなければならないということを意味する。
シーズン終了後のテストは、アロンソにとって最高のチャンスになると思うか? そう尋ねられたアビテブールは、次のように語った。
「明らかにその通りだ。ただテストの基準に基づき、それが可能かどうか確認する必要がある。それについて、FIAと話し合っているところだ」
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