F1

アロンソ、2025年は“忍耐の年”になることを覚悟?「F1では奇跡はたくさん起きない」目標はマクラーレンの復活劇

フェルナンド・アロンソは、2026年にパフォーマンスを発揮するためにも、アストンマーティンが2025年に中団に沈んだとしても忍耐強く待つと語った。

Benjamin Vinel Filip Cleeren

公開日時: 2024/12/13 11:01

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Fernando Alonso, Aston Martin F1 Team, on the grid

Fernando Alonso, Aston Martin F1 Team, on the grid

写真:: Zak Mauger / Motorsport Images

 フェルナンド・アロンソはアストンマーティンが来季のF1でトップランナーにはなれないかもしれないと分かっているが、2026年の新レギュレーションでチームが躍進することを期待している。そのためにも、2025年は忍耐強く戦うつもりのようだ。

 アストンマーティンは2023年シーズン、大きく躍進。アロンソは開幕から8戦で6回の表彰台を獲得し、有望なスタートを切った。しかし2024年は一転、競争力が不足。アロンソの5位が最高リザルトとなった。この結果を受けて、アストンマーティンはテクニカルディレクターのダン・ファロウズを解任している。

 現行ルール下のラストシーズンとなる2025年は、マシン開発によるパフォーマンスゲインもより少なくる傾向にあるため、アストンマーティンがトップ4チームを脅かすことはできそうにないと言える。

 アストンがもう1年中団グループで過ごし、2026年まで忍耐強く待つ覚悟はあるかと問われ、アロンソは次のように答えた。

「ああ。風洞を使う時間もたくさん持てるからね」

 アロンソが言及したのは空力開発制限についてであり、コンストラクターズランキングに応じて風洞実験とCFD(コンピュータ流体解析)を実施できる回数・時間が増減する制度だ。

 来年1月からは、2026年に導入される新テクニカルレギュレーションに向けた開発が許可されるため、このタイミングでどれだけ風洞、CFDができるかは非常に重要だ。

 アストンマーティンがシルバーストンに建てた新しい施設は完全稼働に近づいており、元レッドブルのチーフテクニカルオフィサーであるエイドリアン・ニューウェイと元フェラーリのテクニカルディレクターであるエンリコ・カルディレは来年初めからアストンマーティンで仕事を始める予定だ。

 こうした背景もあり、アロンソは「今、僕たちはリセットすることができると思うし、今年のすべての困難や失敗から学び、その学びを来年のプロジェクトに生かすことができる」と語った。

「新しいファクトリーも完成し、新しい風洞ももうすぐオープンする。(新グループCEOの)アンディ・コーウェルはすでにチームの弱点をいくつか変えてきている。だから、僕たちは新経営陣を信頼しているし、物事は正しい方向に進んでいると思う」

「しかし、F1では奇跡はそう多くはない。忍耐強く、マシンのスイートスポットを見つけ、グランドエフェクトカーのすべてを目覚めさせるアップグレードを見つける必要がある」

Fernando Alonso, Aston Martin AMR24, Kevin Magnussen, Haas VF-24, Lance Stroll, Aston Martin AMR24

Fernando Alonso, Aston Martin AMR24, Kevin Magnussen, Haas VF-24, Lance Stroll, Aston Martin AMR24

Photo by: Lubomir Asenov / Motorsport Images

 アロンソはアストンにもマクラーレンを見習ってほしいと考えている。マクラーレンは2023年オーストリアGPで投入したアップデートで一気に競争力を上げると、コンストラクターズタイトルを獲得した今シーズンの礎を築いた。

 アロンソはマクラーレンについて「彼らは最後尾からスタートして、シーズン半ばに優勝した。僕たちは彼らから学ぶ必要がある」と指摘した。

「これはどんなことができるかという良い例だ」

「オーストリアで彼らはアップデートパッケージを導入し、コンマ6秒か7秒かゲインした。それが一連のパッケージの始まりで、最終的には彼らのマシンが最速になった」

「だから僕たちは、言うなればその”オーストリアのパッケージ”に取り組むべきなんだ」

 

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