アロンソ、今年のモナコGPは「史上最も退屈なレース」だとがっかり
10年ぶりにセーフティカーが出動することなく終わった今年のモナコについて、アロンソは最も退屈なレースだったと述べた。







マクラーレンのフェルナンド・アロンソは、今年のモナコGPはF1史上最も退屈なレースのようだと話した。
今年のモナコGPは、2009年以来となるセーフティカー出動のないレースとなった。その決勝レースでは、ダニエル・リカルド(レッドブル)がMGU-Kのトラブルにより25%もパワーを失いながらもポール・トゥ・ウィンを達成した。
しかしレース後には、ルイス・ハミルトン(メルセデス)は「(今年のレースは)本当のレースではなかった」と話しており、2年ぶりにモナコGPに出場したアロンソもひどくがっかりしたという。
モナコでのマシンの印象について尋ねると、アロンソは「極めて退屈だ。おそらく、これまでのレースの中でも最も退屈なレースかもしれない」と答えた。
「セーフティカーもイエローフラッグもなかった。F1はもう少しショーのことを考える必要がある。これではとてもがっかりだ」
「たぶん、F1の中でも最も退屈なレースだろう」
「レースが終わった時に少しチケット代を返金するとか、ファンに対して何かを差し出すことが必要だと思う」
またアロンソは、レース中のアクションが不足していた原因は幅広でダウンフォースの多い現行のマシンではなく、サーキット自体にあると考えている。
「これがモナコだと思う。セーフティカーなどもなく非常に退屈だった」
「予選で獲得したグリッドからスタートして、チェッカーフラッグまでそのポジションを走るんだ」とアロンソは語った。彼は予選で7番グリッドを獲得し、終盤にギヤボックストラブルでレースをリタイアした際にも、ちょうど7番手を走行していた。
またキミ・ライコネン(フェラーリ)もエキサイティングなレースではなかったという意見に同意している。ライコネンもまた、4番手からスタートして4位でレースを終えたのだった。
「ここでは予選によってほとんどのことが決まってしまう。たくさん何かが起こるということはない」とライコネンは話した。
「次に重要なのはスタートだ。そしてその後は、全員がお互いの後ろを走るんだ。誰が自分の前を走っているかで、スピードも決まる」
「前を走るドライバーを追い抜くためには、その人が大きなミスをすることが必要になる。僕らは70周ほど走ってレースを終えたけど、エキサイティングとは言えないレースだったと思う」
Additional reporting by Roberto Chinchero
この記事について
シリーズ | F1 |
イベント | モナコGP |
ロケーション | モンテカルロ |
ドライバー | フェルナンド アロンソ |
チーム | マクラーレン |
執筆者 | Pablo Elizalde |