F1 ハンガリーGP

アルファタウリ代表、デ・フリーズ解雇の理由を語る「彼がよく知るサーキットに行っても、パフォーマンスが上がらなかった」

アルファタウリのフランツ・トスト代表は、ニック・デ・フリーズを解雇するという「感情的な決断」を下したのは、デ・フリーズが自身の経験したことのあるサーキットでもパフォーマンスを向上させられなかったからだと説明した。

Jonathan Noble

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編集: 2023/07/22 11:57

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Nyck de Vries, AlphaTauri

 F1ハンガリーGPを前に、アルファタウリのシートを失ったニック・デ・フリーズ。彼の解雇に至った理由について、アルファタウリのフランツ・トスト代表が説明した。

 トスト代表が語ったところによると、ルーキーでありながら競争力のないマシンでのデビューを強いられ、未経験のサーキットも多かったデ・フリーズが厳しい状況にいたことは理解しているものの、チームとしてはすでに進歩を見せなければならない頃合いだと考えていたようだ。

 しかしデ・フリーズに進歩の証が見られず、今後も彼にとって未体験のサーキットが続いていくことから、チームとしてアクションを起こす必要があったのだ。

「ニックとはとても良い関係を築いていたから、とても感情的な決断となった」

 トスト代表はそう語る。

「先週、彼とは電話で話したばかりだ」

「彼にとって、我々と過ごした時間は簡単なものではなかった。まず第一に……これは今後のルーキーにも言えることだが、シーズン前半戦はメルボルン、マイアミ、サウジアラビアなど、(F1ルーキーにとって)未知のサーキットでのレースが続くため簡単ではない」

「そしてスプリントレースが開催されるバクーがやってくる。そこでは(フリー走行が)FP1しか開催されず、そこからはもう予選になっていく」

「つまるところ今の若手ドライバーは、F1で走るにあたって可能な限り最善の準備をしなければならないということだ。例えば(オスカー)ピアストリがアルピーヌ時代に中古マシンで5000〜6000kmのプライベートテストを実施したが、そういったものが必要だ」

 トストはさらにこう続ける。

「しかも彼にとっては、我々のマシンに競争力がないことも厳しかっただろう。マシンが良くなければより複雑だ」

「ただオーストリアとシルバーストンではより良い結果を期待していた。どちらもニックがよく知るサーキットだからね。しかしパフォーマンスは上がらなかった」

「それから我々は彼を交代することにした。シーズン後半戦になれば、シンガポールや日本、メキシコ、オースティン、カタールなど、彼の知らないサーキットが続いて厳しいことになるだろうということも考えていた」

「今はリカルドという経験豊富なドライバーを起用することができ、マシンの欠点がどこにあるのかを見つけ、うまくいけばパフォーマンスを向上させることができる」

 デ・フリーズの起用は昨年、レッドブルのアドバイザーであるヘルムート・マルコによって決定された。この決定にはレッドブルのクリスチャン・ホーナー代表をはじめ、一部から懐疑的な声もあった。

 契約を交わす前に、時間をかけてデ・フリーズをもう少し慎重に評価すべきではなかったのかと問われたトストは次のように答えた。

「その可能性はなかった。彼はもうレースを走っていなかったし、これはレッドブルが決めたことだ」

「今となっては誰もがより賢くなったかのように見えるが、私はあの時正しい決断が下されたと思っている」

 

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