F1 アゼルバイジャンGP

アルファタウリF1、危険な状態で角田裕毅を送り出したピットストップ説明「チェック時にダメージはなかった」

アルファタウリは、F1アゼルバイジャンGPのスプリントレースにおいて、サスペンションが破損した状態で角田裕毅をピットアウトさせた件について、真相を明らかにした。

Jonathan Noble

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編集: 2023/05/05 9:54

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Yuki Tsunoda, AlphaTauri AT04

 アルファタウリはF1アゼルバイジャンGPのスプリントレースにおいて、サスペンションにダメージを負った状態の角田裕毅をピットアウトさせた件について、真相を明らかにした。

 アゼルバイジャンGPの決勝レースでは10位となり1ポイントを獲得した角田だが、スプリントレースではオープニングラップでチームメイトのニック・デ・フリーズと接触。これでフロントウイングにダメージを負うと、ターン13でアンダーステアとなりウォールにクラッシュしてしまった。

 右リヤタイヤがパンクしてしまった角田は、なんとかピットに帰還。チームはマシンのダメージをチェックした後、タイヤを交換して角田を送り出したが、マシンはサスペンションにダメージを負っており、まっすぐ走るのも苦労する状態。結局角田はスロー走行でコースを1周した後、レースを終える事になった。

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 アルファタウリはこの件で、FIAから安全ではない状態でマシンをリリースしたとして、5000ユーロ(約75万円)の罰金を科された。これは、チームがマシンの安全性をもっとよく確認することができたと判断されたためだ。

 しかしアルファタウリ自身が実施した調査により、ピットを出た時点ではサスペンションに異常はなく、ピット出口の右カーブで荷重がかかったときにリヤのトラックロッドが破損したと結論づけられた。

 アルファタウリの車両性能責任者であるギヨーム・デゾトゥーは、その後の分析で当日起きたことについて、motorsport.comに次のように説明した。

「スプリントレースについて、色々と調査したんだ」

「そして実際ユウキがストップした際、クルマにダメージはなく、リリースしても問題はない状態だった」

「我々はピット出口で右リヤのサスペンションが故障したと考えており、その後テレビで見たような3輪の状態になったことを確認した」

 デゾトゥーは、メカニックがピットストップ中にサスペンションをチェックしたが問題はなかったと説明。それはデータでも確認できたという。

「ピットストップで、我々はそれをチェックしたんだ」

「データでも映像でも、この現象(サスペンションの破損)は後から起こったものだとわかった」

「この(ピットストップの)時、リヤサスペンションは動いてもいなかったので、マシンを送り出すことにした」

「このような状況をリアルタイムで管理するのは常に難しいことなので、我々にとっては少し安堵した。3輪で走らせるつもりはなかったので、最終的にそれが分かったことは良かったと思う」

 こうした事態が起きた一方で、角田は決勝レースで10位になっており、アルファタウリにとってアゼルバイジャンGPは悲喜こもごもの週末となったと言える。

 デゾトゥーはバクー市街地コースの特性が今季のマシン『AT04』に合っていると語り、それがマイアミGPでもチャンスにつながる可能性があるという。

「パワーユニットの性能と空力効率に優れたパッケージが有利なコースレイアウトだ」

「空力負荷の感度があまり高くないので、それが我々の助けになった」

「我々はメカニカルグリップが良く、セットアップの面ではドライバーに乗りやすいクルマにすることで、立ち上がりを素早くすることができた」

「それがユウキにとって功を奏したが、ニックにとってはフリー走行が非常に少なく、厳しい状況だった」

 

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