アルファタウリ、2021年用ギヤボックスは9月までに決定「それ以上は待てない」
アルファタウリF1のフランツ・トスト代表は、レッドブルから来季仕様のギヤボックスが、9月までに届かなかれば、2021年からの新レギュレーションに対応するマシンを作るのに間に合わないと語った。
写真:: Glenn Dunbar / Motorsport Images
飲料メーカーのレッドブルは、レッドブル・レーシングとスクーデリア・アルファタウリ(元トロロッソ)のふたつのF1チームを所有している。そしてその関係性を活かし、レギュレーション上許されている範囲内でサスペンションやギヤボックス、油圧システムなどのパーツを共有してきた。
とはいえアルファタウリは、最新版のパーツではなく、レッドブルの型落ちのパーツを使うことが多かった。しかし、2021年のF1はレギュレーションが大変更されることにより、型落ちのパーツを使うのが難しくなることが予想される。
このレギュレーション変更により、業務がどう変わるのだろうか? アルファタウリのフランツ・トスト代表は、motorsport.comに対して次のように語った。
「来年はフロントサスペンションにリヤサスペンション、そしてギヤボックスと油圧系の提供を受ける予定だ」
「レッドブルが『これが我々が使うギヤボックスだ』と決めるか、それともまだ作業が残っているために風洞実験が続けられるのか……それが8月か9月に決断される」
「そしておそらく我々は、9月に設計されたギヤボックスを手にすることになるだろう。ギヤボックスが手に入らないからといって、11月や12月まで待つことはできないのだ」
トスト代表曰く、9月以降に加えられる変更は、レッドブルにとってわずかな利益につながる最小限の範囲に留められるという。
「我々は9月に準備できたパーツを使うことになるだろう」
そうトスト代表は語った。
「レッドブル・テクノロジーズがまだ自分たちのクルマを調べることになるのなら、我々のモノとは多少の違いはあるかもしれない。しかし完全に別物というわけじゃない」
「ドライブシャフトの高さが少し違うか、あるいはディファレンシャルの高さや前後位置が少し違うかもしれない。その差はほんの数mmに過ぎない。ただ、レッドブル・レーシングのようなチームにとっては、これらの変更、または数多くの小さな変更が、大きなパフォーマンス差につながる可能性がある。だからとても重要なのだ」
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