F1 バーレーンGP

アルファタウリF1、レッドブル拠点近くへの”引っ越し”が不可欠と計画説明「ビスターの施設は賃貸契約も切れるし……」

アルファタウリF1のピーター・バイエルCEOは、チームのイギリス拠点となるミルトン・キーンズのファクトリーが将来的な成功のカギを握っていると語った。

Adam Cooper

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編集: 2024/01/09 14:00

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Ayumu Iwasa, AlphaTauri AT04

 2023年シーズンまでスクーデリア・アルファタウリとしてF1に参戦してきたイタリア・ファエンツァを拠点としているチームは、2024年シーズン以降に向けて、名称だけでなく開発体制も変更していく。

 事業拡大の一環として、チームはイギリス・ビスターに構えていた空力部門を、姉妹チームであるレッドブル・レーシングのファクトリーがあるミルトンキーンズへと移転する。チームでCEOを務めるピーター・バイエルは、この新拠点について、チームが成功するカギを握っていると語った。

 ミルトンキーンズ・パフォーマンス・センターと呼ばれる新しい施設には、車両ダイナミクスのスタッフも配属される他、以前の施設よりも大規模かつ設備も拡充される予定となっている。

 またインフラ面だけでなく、ミルトンキーンズへ施設を移転させることで、競争の激しいイギリスのエンジニア市場から優秀な人材を獲得する上でも役立つとバイエルCEOは考えている。

「ミルトンキーンズ・パフォーマンス・センターが必要なのは、ビスターの施設が手狭になりつつあるからだ」

 バイエルCEOはmotorsport.comにそう語った。

「駐車スペースもないし、食堂もない」

「我々は魅力的な雇用主でなければならない。それはまず、チームの存在から始まるが、みんなが将来のキャリアを考える上でのチャンスや設備がなくてはならない。だから、施設が非常に重要なのだ」

「また、ビスターの賃貸契約が切れるので、いずれにせよ引っ越しをしなければならなかった。レッドブル・レーシングとそのキャンパスに近いことで、風洞作業やシミュレータ作業がしやすくなる。エンジニア全員にとって、仕事が楽になるだろう」

Peter Bayer, CEO of Scuderia AlphaTauri

Photo by: Red Bull Content Pool

Peter Bayer, CEO of Scuderia AlphaTauri

 またバイエルCEOは、イギリス出身のエンジニアをチームの本拠地があるイタリアへ移住させることは難しいと認めた。

「人を移動させるという点では、我々の空力担当とデザイナーはイギリスにいて、モデル作業部門もイギリスにある」

「ただ我々は現在、非常に熱心なリクルート活動を行なっていて、イギリスの優秀な人材にイギリスでの職場を提供することになった。ファエンツァは美しい土地だが、彼らにとっては問題なのだ。そう言いたくはないけどね!」

「私の例を挙げよう。(チームで)仕事を始めて、妻を連れてクルマでファエンツァへ言ったのだが、彼女は『ああ、美しい』と言っていた。ピザを食べて海までドライブしたんだ。それから彼女に『それで、(子どもの)学校はどうするの?』と訊かれて、私は『ここにはないと思う』と答えた。そして『私が仕事できる可能性はある?』と訊かれたが、その可能性はないと思う」

「イタリア語が話せなければ、そして子どもたちがもう赤ちゃんでなければ、正直言って移住はとても難しい」

「イギリス人エンジニアの中には、ミルトンキーンズに戻る人が何人かいると思う。移動を希望するイタリア人にも機会を与えたが、必ずしもそうしなければいけない訳ではない。ただ、新スタッフの大半がイギリス人なのは確かだ」

 テクニカルディレクターを務めるジョディ・エギントンも、この移転がチームにとって有益であると賛同した。

「今いる場所が手狭になり、我々はミルトンキーンズの大きな施設に移る」とエギントンは言う。

「それに伴って、チャンスもやってくる。イギリスで行なっている活動の量は同じようなモノだが、その活動の規模を拡大することになる。ポジティブなことだよ」

 

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