前アストンマーチンのサフナウアー、アルピーヌのF1チーム代表に就任「100レース以内にタイトル争うチームに」
アルピーヌは経営陣刷新の一環として、オットマー・サフナウアーのチーム代表就任を発表した。
Otmar Szafnauer, Team Principal and CEO, Aston Martin F1
Steve Etherington / Motorsport Images
アルピーヌF1チームは、昨年までアストンマーチンに所属していたオットマー・サフナウアーがチーム代表に就任すると発表した。
既報のとおり、サフナウアーのアルピーヌ加入はかねてより噂されていた。アルピーヌはチームの底上げのために経営陣の刷新を決断し、その一環としてアストンマーチンのチーム代表であったサフナウアーが招き入れられた形だ。
サフナウアーがいつからチームで仕事をするかは未定であるが、チームはシーズン開幕までには間に合わせたいとしている。
またアルピーヌは、FIAで競技部門の事務次長を務めていたブルーノ・ファミンを獲得。彼はルノーのパワーユニット部門のエグゼクティブディレクターに就任し、サフナウアーと共に働くことになる。
一方でレーシングディレクターを務めてきたダビデ・ブリビオは、レース活動拡大プロジェクトの代表に就任し、若手ドライバー育成や他のレースカテゴリーにおけるアルピーヌの関与について監督することが決まった。
アルピーヌCEOのローレン・ロッシは今回の契約について、サフナウアーとファミンの加入は、タイトル争いに加わることを目指すチームに新たな推進力をもたらすと語っている。
「オットマーとブルーノがチームに加わったことで、我々は2022年に向けて新たなレベルに進むことになる」
「オットマーはモータースポーツ界での独自の経験と、勝利を目指す妥協のない姿勢をチームにもたらしてくれる。一方ブルーノは技術面で改善のためのシステムを構築し、それを市販車に落とし込み、スポーツチーム並びにブランドとして不可欠な存在となる」
「またこの1年、私はダビデの人の長所を見極める力、その長所を最大限に発揮させる力を目の当たりにしてきた。このユニークなスキルを新たな取り組みでも活用できることを嬉しく思う」
「我々のレーサーたちは、2022年の野心的な目標に向かってチームを前進させる準備が整っている」
サフナウアーはこれまで、アストンマーチンの前身であるフォースインディア、レーシングポイントの時代からチームで成功を収め、2020年には優勝も手にするなど高い評価を得ている。サフナウアーはアルピーヌ加入に際し、チームが上位進出のために必要な要素を備えているとして次のように語った。
「BWTアルピーヌF1チームに加入できることを嬉しく思う。そして今後100レース以内にチャンピオンを争うチームになるという目標を達成するために、チームと共に仕事をする準備ができている」
「私はバーレーンでのシーズン開幕に向けた準備に集中している。アルピーヌはF1に参加する3つの自動車メーカーのひとつとして野望を達成するため、準備万端だ。新たな旅を始められることが楽しみだ!」
長らくMotoGPの舞台で活躍し、昨年からアルピーヌに加入したブリビオは、2輪レース界に復帰するのではとの噂も流れたが、結果的にアルピーヌで新たな役割を担うこととなった。これにはブリビオ自身も気合いが入っているようだ。
「ドライバーというのは、長期的なパフォーマンスの鍵を握る存在だ。私は新たな文化を形作るというエキサイティングな目標に貢献できることに興奮している」とブリビオは言う。
「F1は我々の活動の旗頭となるものであるが、新たな領域で野心を見せる必要もあり、私はこの目標に向かってローレン・ロッシをサポートするつもりだ」
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