アルピーヌF1、”真の挑戦”は2022年から。それでも、ルノーCEO「今季を最悪な年にはしたくない」
ルノーのルカ・デメオCEOは、アルピーヌF1が新レギュレーションが導入される2022年に焦点を当てているものの、散々な2021年シーズンを過ごす余裕はないと語った。
写真:: Zak Mauger / Motorsport Images
ルノーは、2021年シーズンからワークスF1チームをアルピーヌにリブランド。今週末のバーレーンGPで正式に、アルピーヌF1チームはデビューすることになる。ドライバーラインアップは、2018年以来のF1復帰となるフェルナンド・アロンソが、エステバン・オコンと組む。
ルノーは昨年コンストラクターズランキングで5位を獲得しており、マクラーレンやレーシングポイント、フェラーリ、アルファタウリと接戦を繰り広げていた。レーシングポイントはアストンマーチンへと名前を変えているが、2021年も同じような状況が続くと見られている。
ルノー・グループのCEOであるルカ・デメオは、2020年からチームのパフォーマンスをさらに向上させることを望んでおり、2022年にレギュレーション変更があるからといって、今シーズンを諦めるわけにはいかないと話した。
「成功を収めるためには、自分たち自身との戦いになると思う」
デメオは、一部メディアの取材にそう語った。
「私は、レースごとにどんどん良くなっていくことを期待している。我々は昨年の順位に戻らないように努力しているが、大きく進歩したチームもあるので複雑な状況になるだろう」
「しかしフェルナンドのような本物のパフォーマーが加わり、チームには新たなスピリットが宿ったと思う」
「我々は2022年に向けて非常に集中している。我々にとって本当の挑戦は2022年から始まるんだ。だがもちろん、2021年を最悪なシーズンにしたくはない」
「フェルナンドは常に勝ちたいと思っているし、エステバンはまだ若く、自分の力を証明しなければならないと思っている。彼は、何年も何年も、グリッドの端にいることでこの時間を無駄にすることはできない」
「彼らにはモチベーションがある。そして我々はチームとして、ドライバーたちに良いサービスを提供しなければならない。我々は仕事をするためにいるんだ」
「だが何が起こるかは分からない。なぜなら、他のチームもどんどん強くなっているからだ」
デメオは、アルピーヌでのF1活動を、これまで以上にルノーグループに統合していきたいと考えているという。
「私はF1のストーリーを、新しいストーリーに統合しなければならないと感じていた」
「ルノー・フォーミュラ1、ルノー・スポール、そしてアルピーヌのストーリーは、システムの境界線上に合ったんだ。ルノー本体は、サポートが必要な時には来てくれるが、実際のところ彼らは物事に関わろうとしていなかった」
「アルピーヌは、”ルノーリューション”(2025年までのルノーのビジネス戦略をまとめた計画)の4本柱のひとつであり、消費者の前に出る4つのブランドのひとつなんだ。つまりルノーグループのメイン戦略に完全に組み込まれているんだ」
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