F1
アルピーヌ、太めエアボックスへの“反響”は「ちょっと驚かされた」空力面で利点と強調
アルピーヌのエグゼクティブディレクターであるマルチン・ブコウスキーは、新車A521の巨大なエアボックスに対する揶揄には驚かされたと語っている。

Filip Cleeren
公開日時: 2021/03/15 10:13
Copy link
Viberでシェア
Google検索でmotorsport.comをお気に入り登録

2021年、ルノーF1はアルピーヌF1へと名を変え、体制を大きく変更して戦いへ挑んでいる。
アルピーヌとして“初代”となる今季用マシンA521はこれまでとは一気にカラーを変えた青色主体のマシンとなっているが、バーレーンでプレシーズンテストが行なわれると、そのエアボックスの巨大さに多くの驚きの声が上がった。
通常、F1チームはパワーユニットを可能な限りコンパクトにまとめようとする傾向があり、昨年までのR.S.20もそうした設計に則ったものだった。しかしA521ではそうした流れに反旗を翻すかのような大きなエアボックスとエンジンカバーを備えており、1970年代のリジェなどを彷彿とさせるとも語られている。
アルピーヌのエグゼクティブディレクターであるマルチン・ブコウスキーは、A521に対する巨大エアボックスへの“ボディシェイミング(人の見た目をバカにしたりすること)”には少し驚かされたと言う。そしてこうした形状を選択したことについては、エアロダイナミクスに根ざした技術的帰結によるものだと説明した。
「これは技術的な選択であって、サイドポッドをスリムにすることがポジティブな方向性だと我々は理解していた。何も新しいことではないがね」
ブコウスキーはそう語った。
「我々はマシン内部のかさばる物体のいくつかについて、パッケージングを再び行なって位置を変更し、開口部の後ろに設置した。これは確かにマシンに大柄な形状を与えることになるが、我々のために機能するものだ」
「重心の妥協は存在するが、通常は重心や重量よりも空力パフォーマンスのほうが勝るんだ」
2021年シーズンのレギュレーションでは、ダウンフォースを10%ほど削減するためにフロア面積が削減されている。そのため各チームは失われるであろうダウンフォースを取り戻すための解決策を模索してきた。
新車発表ではそうしたチームの努力はひた隠しにされてきた。テストではようやくライバル達のソリューションを確認する機会が得られたが、ブコウスキーもライバルのフロア処理には注目しているという。
「我々もピットレーンにいる他のみんなと同じだ。ライバルのクルマの写真を見たり、ファクトリーのエンジニアたちもそれらの写真を見て何かいいアイデアがあるかを確認している」
「どのマシンにも興味深いモノがあると思う。(今季)最も変化を受けるのはレギュレーション変更のあるフロアのリヤ部分だ」
「リヤエンド、そして言うまでもなく普段から注目されるフロントウイング、バージボードといったものは、我々が注目しているところだ」
Read Also:
- アルピーヌF1の”巨大”エアボックス……その存在理由は?
- レッドブルは「まるで別の動物みたい」……ハミルトン、ライバルの速さを認める
- ホンダPU搭載勢、791周・4281kmを走破。田辺豊治TD「中身の濃い貴重なデータを収集」
- フェラーリF1、昨年の足枷となった”直線スピード”の遅さは「もはや弱点ではない」と自信
- 【F1メカ解説】プレシーズンテストに登場した2021年マシン。そこから垣間見える開発の跡
あなたの意見が聞きたい!
Motorsport.comで何を見たいですか?
5分間のアンケートにご協力ください。
- Motorsport.comチーム
コメントを読んで投稿する
関連ニュース :
記事をシェアもしくは保存
Copy link
Viberでシェア
前の記事 アストンマーチンのベッテル、トラブルで満足なテストできず「100周足りないよ!」
次の記事 メルセデスF1、開幕まで粉骨砕身の日々?「データ上ではレッドブルに及ばない」
Top Comments
コメントはまだありません。 最初のコメントを投稿しませんか?
View More & Comment

More from
Filip Cleeren

メルセデス、ラッセルの復調で慎重に?「どちらかのドライバーを優遇しないよう戦略判断を見極めなければ」
F1
F1
バーレーンGP
1 日前
メルセデス、ラッセルの復調で慎重に?「どちらかのドライバーを優遇しないよう戦略判断を見極めなければ」

同じPUなのになぜ? メルセデスとマクラーレンのストレートスピードが段違いだった理由
F1
F1
アゼルバイジャンGP
1 日前
同じPUなのになぜ? メルセデスとマクラーレンのストレートスピードが段違いだった理由

F1ドライバーにふさわしくないは言い過ぎだった……ノリス、衝突コラピントに謝罪「口にすべきではなかった」
F1
F1
アゼルバイジャンGP
3 日前
F1ドライバーにふさわしくないは言い過ぎだった……ノリス、衝突コラピントに謝罪「口にすべきではなかった」

More from
アルピーヌ

アルピーヌ、コラピントの“懲罰交代”はナシ「確かにブリアトーレは怒っていた。でも全面的にサポートしてくれている」
F1
F1
バーレーンGP
4 時間前
アルピーヌ、コラピントの“懲罰交代”はナシ「確かにブリアトーレは怒っていた。でも全面的にサポートしてくれている」

アルピーヌ、SNSでの誹謗中傷に「容認できない」と声明発表。アゼルバイジャンGPの多重クラッシュでヘイト渦巻く
F1
F1
アゼルバイジャンGP
4 日前
アルピーヌ、SNSでの誹謗中傷に「容認できない」と声明発表。アゼルバイジャンGPの多重クラッシュでヘイト渦巻く

激走マルタンス、平川亮とトヨタを苦しめる「あと1〜2周あれば……彼らの母国で、抜いてやりたかったな!」|WEC富士6時間
WEC
WEC
Fuji
4 日前
激走マルタンス、平川亮とトヨタを苦しめる「あと1〜2周あれば……彼らの母国で、抜いてやりたかったな!」|WEC富士6時間
最新ニュース

Moto2日本GPプラクティス|佐々木歩夢、9番手タイムで予選Q2直行! アロンソが初日最速
Moto2
MOT2 Moto2
日本
38 分前
Moto2日本GPプラクティス|佐々木歩夢、9番手タイムで予選Q2直行! アロンソが初日最速

フェルスタッペンが最速。しかし前回の”マレーシア開催”GPと比べるとまだまだペースは遅く……この後どうなる? ラッセルが2番手|F1バーレーンGPフリー走行1回目
F1
F1 F1
バーレーンGP
42 分前
フェルスタッペンが最速。しかし前回の”マレーシア開催”GPと比べるとまだまだペースは遅く……この後どうなる? ラッセルが2番手|F1バーレーンGPフリー走行1回目

F1バーレーンGP FP1速報|”前回”のマレーシア勝者、フェルスタッペンが最速。アストンマーティン・ホンダのアロンソは14番手
F1
F1 F1
バーレーンGP
1 時間前
F1バーレーンGP FP1速報|”前回”のマレーシア勝者、フェルスタッペンが最速。アストンマーティン・ホンダのアロンソは14番手

Moto3日本GPプラクティス|山中琉聖、絶好調! 2番手タイムで予選Q2直行。最速はモレッリ
Moto3
MOT3 Moto3
日本
1 時間前
Moto3日本GPプラクティス|山中琉聖、絶好調! 2番手タイムで予選Q2直行。最速はモレッリ
Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.
フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。
次の 2 つのオプションがあります。
- サブスクライバーになります。
- 広告ブロッカーを無効にします。
購読中 すでに購読していますか? ここからサインインします
広告ブロッカーを無効にしましたか?
ページをリロード
お知らせの管理
登録