アルピーヌF1、中国GPで新"軽量版"シャシー投入&フロアアップデートも実施……最下位脱出に向け奮闘中
アルピーヌF1は中国GPで3台目のシャシーを投入。フロアのアップデートと合わせてマシンの軽量化を図っている。
F1第5戦中国GPで、アルピーヌは3台目のシャシーを投入。マシンの軽量化とフロアのアップデートを進めている。
アルピーヌは2024年シーズンをかなり厳しい形でスタートしており、戦闘力の向上が急務となっている。今週末、5年ぶりに開催されている中国GPでは、フロアのアップデートを持ち込んでおり、軽量化されたシャシーと合わせてマシンに実装された。
今回のアップデートは、中国GPでエステバン・オコンのマシンに投入される。チームメイトのピエール・ガスリーには第6戦マイアミGPで用意される予定だ。
なおアルピーヌにとっては今回持ち込まれたシャシーが3台目となっており、2024年シーズンでは初めてスペアを用意できたことになる。
パフォーマンス担当テクニカルディレクターのシアロン・ピルビームは「今回は3台目のシャシーが登場する初めてのレースだ」と説明している。
アルピーヌは今年、シーズン始めの段階ではマシンの最低重量を上回っている状況であり、今季マシンA524の軽量化に取り組んできた。まだ目標とする数値には届いていないものの、アップデートによってマシンが軽量化されていることを認めており、今後最低重量を下回るまであまり多くの時間はかからないだろうと考えている。
「我々はそこに近づいている。次か、2レース以内にはたどり着けるだろう」
ピルビームはそう語る。
「開幕戦から我々が取り組んできたプログラムだ。あるひとつのモノではなく、そこにたどり着くための小さな削減ポイントが、数多くある」
彼の発言に対し、最低重量に達することを意味しているのか、それともさらに下回ってバラストによるマシンバランス調整の余地が生まれることを意味しているのかを訊くと、ピルビームは後者だと示唆した。
「あまり詳しくは語りたくないが、すぐに制限ギリギリで走るだけではなく少しの柔軟性を持たせることのできる、満足のいくところになっていくだろう」
なお中国GP初日にアルピーヌはエステバン・オコンとピエール・ガスリーの2名共に、スプリント予選SQ1敗退に終わっている。
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