F1 カナダGP

信頼性に苦しむアルピーヌ、壊れないハズのパーツが異常事態を引き起こす「こういうのは厄介だ……」

アルピーヌは2023年シーズンの序盤から苦しめられている信頼性の改善に取り組んでいるが、チームとしてパニックに陥っているわけではないと主張している。

Pierre Gasly, Alpine A523, comes to a halt with a fire

 アルピーヌは、今季の大きな弱点となっている”信頼性”の改善に取り組んでいる。

 カナダGPでは、FP1でピエール・ガスリーが早々にマシンを止め、赤旗の原因となった。ガスリーはドライブシャフトが故障したと感じたが、その後この”異常”なトラブルがステアリングホイールが電力供給を失ったことに起因するクラッチのトラブルだったことが判明した。

 アゼルバイジャンGPのFP1では、油圧系からのオイル漏れが原因でガスリー車がエンジン火災に見舞われ、エステバン・オコンもギヤボックスの問題で同セッションの大半を欠場している。

 アルピーヌのスポーティングディレクターであるアラン・パルメインは、これらの不具合に対処しなければならないとしながらも、チームは冷静さを保ち状況を打開できるよう、クルーたちをバックアップしていると主張している。

「もう一度、全てをチェックし(パーツの)寿命を確認する必要がある。不当な扱いを受けているパーツがないか、なぜそれが故障したのか理解しようとするんだ」

「確かに信頼性の問題はいくつかあったし、それを克服する必要がある。でも、パニックに陥っているようなことはひとつもない。いくつかケチがついたけど、きっと解決できると思う」

 ガスリーがモントリオールでストップした原因についてパルメインは、2008年から使われている防弾仕様(それだけ堅固で修正が必要ないという意味)のパーツが”完全な異常事態”に見舞われたためだと説明した。

「率直に言って、我々がその責任を取らなくてはいけない。ピエールのクルマで起きたステアリングホイールの問題は、完全に異常だった」

「電子部品担当者と話したんだ。おそらく、ピットレーンを走るすべてのステアリングホイールに装着されているパーツだと思う。デザインは2008年から変わっていない”防弾仕様”なんだ」

「電源供給が故障してクラッチを失った。ピエールがドライブシャフトを失ったと思ったと言ったのはそのためだ。でも実際にはクラッチが押し込まれてしまっていた。そういうのは厄介なんだ」

 アルピーヌは信頼性トラブルの解決と並行し、アグレッシブなアップデートも予定している。

 パルメインは、今後毎レースのようにアップデートを行ない、FIAの書類にそのアップデート内容が記載されることになると語った。

「いくつかのパーツが用意されている。毎戦(アップデートが)あるんだ。シュピールベルク(次戦オーストリアGP)で何が来るかは分かっている」

「新しいフロアを準備中だ。それはサイクルに入っている。それがもうエアロ(テスト)を出たのか、まだデザインの段階にあるのか、それともまだダウンフォースを追加している段階なのかは分からないけど、いずれ新しいフロアができるだろう」

「それ(アップデート)は継続的なもので、レースのたびに(FIAの)文書に何かを書き込むことになると思うよ」

 
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