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アルピーヌ、秘蔵っ子ピアストリに特別なプログラムを用意。テストとシミュレータ作業を「全てひとりでやっている」

アルピーヌのローラン・ロッシCEOは、リザーブ兼テストドライバーのオスカー・ピアストリはF1に昇格するために「真剣な」プログラムを経験していると語る。

Oscar Piastri, Reserve Driver, Alpine F1 Team

写真:: Carl Bingham / Motorsport Images

 アルピーヌのローラン・ロッシCEOは、リザーブ兼テストドライバーのオスカー・ピアストリはF1昇格の準備として厳しいプログラムを行なっていると語った。

 ピアストリは、フォーミュラ・ルノー、FIA F3そしてFIA F2と3年連続でタイトルを獲得し、トントン拍子で上位カテゴリーに昇格してきたが、今季F2からF1へ進むことはできなかった。

 アルピーヌ育成ドライバーのピアストリが進む先のアルピーヌF1のシートには、既にエステバン・オコンとフェルナンド・アロンソのふたりが座っていたのだ。

 そのため、チームはピアストリをテスト兼リザーブドライバーとして起用。今季はレース出走が予定にないピアストリだが、アルピーヌでの役目が彼の急成長を妨げることはないとロッシCEOは言う。

 ピアストリはひとりで全てのテストとシミュレータ・セッションに参加し、レース週末のブリーフィングでは積極的な役割を果たしている。

 ロッシはmotorsport.comの取材に対してピアストリのユニークな役割を次のように語った。

「通常我々は、同じドライバーにテスト走行とシミュレータを担当させることはないが、こうするのは彼が異なる視点を持つのに役立つからだ。第一に、オスカーならシミュレータ作業で、経験の浅いドライバーよりも、多くのモノをもたらすことができると我々は感じている。そしてシミュレータというコース外での作業からコース内での作業まで、幅広いプログラムからより多くのモノを得ることができるだろう」

「彼は多くを学び、我々に多くをもたらしてくれるだろう」

「それに、我々はブリーフィングルームでのデータ分析には他のドライバーよりも彼を少し深く関わらせている。彼は他のマシンや走行ラインを見て、マシンの挙動やドライバーが取るべきラインなど潜在的なフィードバックも行なっている」

「オスカーにはより良いインプットと、より良いフィードバックがあるし、信用できるものだ。誰かがなにか言って、『へー、それは知らなかった』とはならないのだ」

「彼は多くの情報、多くの経験、専門知識を得ている。(通常の)ルーキーやリザーブドライバーのプログラムとは比べものにならないほど、真剣なモノだ」

「昨年と比べても、我々のリザーブドライバーは必ずしも全てのブリーフィングやデブリーフィングに参加していた訳ではない。シミュレータにあまり乗らないのは明らかだし、それが普通なのだ」

「オスカーは全部やっている」

Oscar Piastri, Alpine A521

Oscar Piastri, Alpine A521

Photo by: Mark Sutton / Motorsport Images

 またアルピーヌは、シーズン後半にピアストリがフリー走行1回目を担当する計画を立てている。ロッシによると、ピアストリの母国オーストラリアでのグランプリで是非とも実現したかったというが、新レギュレーションと新レイアウトへの適応を優先させたという。

「我々はそのアイデアが良いと思っていたし、私もそう思っていた。実現すれば、素晴らしいストーリーになっただろう」

「だが正直に言って、マシンはまだ新しい。どのチームも信頼性に悩まされている。ドライバーは学んでいる途中だし、我々も学んでいる。だからどんなフリー走行、たとえFP1でも重要なのだ」

「コースも新しかった。つまり完璧な刷新なのだ。それに我々にはスペアパーツがあまりかいのだ」

「レギュラードライバーがマシンを壊してしまうのと、才能のあるルーキーがそのプレッシャーに晒されるのは別の話だ。もし突然シャシーを壊してしまったら、ハースF1同様にスペアシャシーがなくなってしまう」

「多くのパラメータがあり過ぎたんだ。だから残念なことに、シーズン後半の実施を決めたのだ」

「いくつかのグランプリで、その可能性があると判断している。ドライバーたちが何十億回もレースをしたためコースに慣れていて、FP1がさほど重要でもないグランプリを考えてみてほしい。それが選択肢のひとつになるだろう。あるいは、“掛け金”がそれほど高くないグランプリでもあり得る」

 
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