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ルノー改めアルピーヌF1、ニューマシン『A521』の暫定カラーリングを公開

アルピーヌF1チームは、2021年シーズンを戦うニューマシン『A521』の暫定カラーリングを公開した。

Alpine livery

Alpine livery

Alpine

 ルノーF1チームは2021年からチーム名称を『アルピーヌF1チーム』に改め、心機一転シーズンを戦う。そんな彼らは1月14日(木)に記者会見を行なうと共に、ニューマシンのティザー画像、ティザー動画を公開した。

 会見ではルノー・スポールの今後の戦略的アプローチが発表され、ルノー・スポールはF1チームを含む様々な活動をアルピーヌブランドに統合していく計画であると説明がなされた。

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 今回明らかにされたアルピーヌの2021年マシンの名称は『A521』。カラーリングは黒を基調に青、白、赤のトリコロールがあしらわれたものとなっているが、これは冬季限定のカラーリングで、2月に行なわれる正式発表まではこのカラーリングが用いられるようだ。

 アルピーヌのデザインディレクター、アントニー・ヴィランは会見の中で、暫定カラーリングについて次のように説明した。

「本日発表されたカラーリングは、アルピーヌF1チームの新たなアイデンティティを最初に表現したものとなる」

「いくつかのグラフィック要素は(正式な)カラーリングでも残るが、その他は変更されるだろう。アルピーヌの“巨大な”エンブレムは、3色のグラフィックシステムで構成されており、モータースポーツにおける当ブランドのアイデンティティを明確に示す最初のシンボルとなっている」

「青、白、赤の配色はフランスとイギリスの国旗の色を表しているが、これは我々にとって非常に重要なことだ。モータースポーツ活動において、今後も数多くのバリエーションを用意していく予定だ」

 またアルピーヌは今回の会見で、ロータスとのコラボレーションによる完全電動スポーツカーのデザインを計画していることも明らかにした。アルピーヌのロードカー製品は将来的に完全電動化していく予定であり、F1で培った技術やノウハウの活用を目指しているとのことだ。

 さらに彼らは、2025年までにF1を含む全ての活動で利益を上げることを目標としている。F1では2021年から予算上限が導入されるため、これもアルピーヌの目標達成に向けて追い風となるかもしれない。

 アルピーヌの新CEO、ローラン・ロッシは次のようにコメントした。

「我々は3つのブランドをそれぞれ別の資産と分野に分けて強化し、本格的なビジネスへと発展させることを目指している」

「ディエップの工場で働く人間の熟練の技、F1チームやルノー・スポールの技術力、そして100%電動化された(ロードカーの)ラインアップは、アルピーヌの名前を未来に向けて発信していく」

「我々はサーキットにおいても公道においても、本格的でハイテク、荒々しく情熱的な存在になるだろう」

 ルノーグループでは現在、大規模な組織再編が行なわれている。昨年までルノーのF1チーム代表を務めたシリル・アビテブールはアルピーヌのCEOになるのではと噂されていたが、結果的にそのポストにはロッシが収まり、アビテブールはグループから離脱した。そのため、アビテブールの後任には現エグゼクティブディレクターのマルチン・ブコウスキーが就任し、F1チームのCEOにはスズキMotoGPチームマネージャーのダビデ・ブリビオが就任するものと予想されている。

 

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