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アルピーヌ、アロンソのペナルティに関しFIAと協議へ「0.2〜0.3秒のゲインで5秒も科すことないだろう」

アルピーヌは、F1マイアミGPでフェルナンド・アロンソに下されたペナルティは「全く不当だ」として、F1チームに対しての指示内容を改善するようFIAに協議を申し込む予定だという。

Fernando Alonso, Alpine F1 Team

写真:: Alexander Trienitz

 アルピーヌは、F1第5戦マイアミGPでフェルナンド・アロンソに科されたペナルティは不当だとしてFIAに協議を申し込む予定だという。

 決勝レース終盤、ミック・シューマッハー(ハース)やセバスチャン・ベッテル(アストンマーチン)の前を走っていたアロンソはシケインでミス……シケインを突っ切ったことで一時的にアドバンテージを得た。

 アロンソは続くストレートで2度アクセルを戻したものの、レーススチュワードはアドバンテージを十分に戻しておらず「永続的優位性」を得たとして5秒のタイムペナルティを科した。

 それにより、アロンソは9番手でチェッカーを受けたものの11位に転落。入賞を逃した。

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 アルピーヌでチーム代表を務めるオットマー・サフナウアーは、チームとドライバーがどれだけのアドバンテージを戻さなければならないかを正確に知る術はなかったという。その上、FIAがアドバンテージを戻す十分な時間やドライバーが釈明する機会を与えなかったことに不満を抱いているのだ。

「次のグランプリでFIAと話をする必要がある」と彼は言う。

「これについては明確にしておく必要がある。『もっとタイムを戻してくれ』と(ドライバーに)伝える方法が必要なのだ」

 シーズン前にF1レースディレクターのニールス・ウィティヒが発表したガイドラインには、こう記載されている。

「コースアウトしたドライバーは、コース復帰することができる。しかし、これは安全かつ永続的なアドバンテージを得ることができない状態に限り可能である」

「レースディレクターの絶対的な裁量により、ドライバーにはコースアウトしたことで得たアドバンテージを全て戻す機会が与えられることもある」

「例えば、ドライバーがシケインやコーナーをショートカットした場合、得たアドバンテージを明確に戻す責任がそのドライバーにはある。これには、タイム上のアドバンテージを戻すこと、該当ドライバーの後ろにポジションを戻すことも含まれうる」

Otmar Szafnauer, Team Principal, Alpine F1

Otmar Szafnauer, Team Principal, Alpine F1

Photo by: Mark Sutton / Motorsport Images

 サフナウアーはコース外走行で得た順位を戻すことはドライバーにとって理解しやすいケースだが、順位変動がない中でタイム上のアドバンテージを計ることはかなり難しいという。

 アロンソはアクセルを戻し、チームに無線でその行動を説明しており、コースオフ後に必要なことを全て行なったとして、FIAが不十分と判断したのならば、チームに対して「アロンソにもっとペースを落とすように」と要求すべきだったとサフナウアーは考えている。

 データを見返してみると、アロンソが得たアドバンテージは0.2〜0.3秒であり、彼に無線で伝えれば簡単にその分を消化できたはずだ。

「コースを離れてアドバンテージを得た時、前にいた人を抜いた場合は簡単にそれを戻すことができたはずだ」

「でもみんなが後ろにいる状態であれば、どうやって判断したらいいのだろうか?」

「だからこそフィードバックが必要なのだ。そしてその後ペナルティを科したのは、全くもって不当だと思う」

「彼らは後ろにいて、結局後ろのままだった。では何のため彼にペナルティを科すのか? それはわずかに彼が前に進んだからだ」

「彼が見るからに前に行っていれば、そのマシンを戻させていた。でも0.2〜0.3秒の差で5秒のペナルティを科すことないだろう」

 FIAはコース外で得たアドバンテージをどれだけ戻すかはチームとドライバーの裁量に委ねられているというスタンスを採っているが、サフナウアーは明確なメッセージが必要な時もあると語っている。

「レース中に『十分なタイムを戻していない』とフィードバックを受けるのはとても良いことだ」と彼は続ける。

「フェルナンドは、メインストレートに入ったところで2度も大きくアクセルを戻した。そして彼がアドバンテージを全て戻せたのか、ほとんど戻せたのかはわからないが、多くは戻せたはずだ。マシンをドライブしている彼が考えなければならないんだ……全部戻せたのか、一部だけを戻したのか、十分に戻せたのかとね」

 アロンソがコース外で小さなアドバンテージを得たことでペナルティを科された一方、シューマッハーがベッテルにヒットしたインシデントはお咎めなしとされた。サフナウアーはこのふたつを比較し、アロンソに与えられたペナルティの重さに疑問符を浮かべている。

「シケインに入る時にドライバーがミスすることはよくある」とサフナウアーは言う。

「モナコもそのひとつ。トンネルから出てきてシケインをカットすることなんて、何度あったと思うかね」

「彼らはわざとやっている訳じゃない。ただハードにプッシュしたあまり、レース終盤にタイヤが摩耗しブレーキが効かなかっただけだ」

「フェルナンドのような2度のワールドチャンピオンでもミスをすることがあるんだ。だからアドバンテージを戻せばいいのだ。自分の能力を最大限に発揮しようとした結果、あのペナルティが科されることになった。それは間違っていると思う」

「ミック・シューマッハーはベッテルが入賞圏内にいた時に、ベッテルに当たってコースアウトさせたのだろう?」

「それでベッテルやミックはどのようなタイムペナルティを受けたのか? 答えは『それ以上の審議の必要なし』だ……」

 
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