本文へスキップ

オススメ

忙しすぎるエンジニアのお助けアイテム! 『レース戦略ソフト』で勝利に近付く……国内でも導入の波

スーパーフォーミュラ
忙しすぎるエンジニアのお助けアイテム! 『レース戦略ソフト』で勝利に近付く……国内でも導入の波

サクセス給油リストリクターが、GT500上位勢の戦い方を変える? スローピットストップを挽回する策が重要に

スーパーGT
岡山公式テスト
サクセス給油リストリクターが、GT500上位勢の戦い方を変える? スローピットストップを挽回する策が重要に

スタート前にバッテリー切れ続出! 新時代F1のフォーメーションラップはやること山積み?

F1
オーストラリアGP
スタート前にバッテリー切れ続出! 新時代F1のフォーメーションラップはやること山積み?

最強はメルセデスじゃなくてフェラーリ? ノリス「彼らのコーナリングスピードは信じられない」

F1
オーストラリアGP
最強はメルセデスじゃなくてフェラーリ? ノリス「彼らのコーナリングスピードは信じられない」

コラピントの”あわや追突”事件は、安全に対する警鐘だ……マクラーレン代表指摘「まだまだたくさんの対策をしなければ」

F1
オーストラリアGP
コラピントの”あわや追突”事件は、安全に対する警鐘だ……マクラーレン代表指摘「まだまだたくさんの対策をしなければ」

アフリカでのF1復活を! ハミルトン積極的に働きかけ「実現するまで、しばらくF1にいるよ」

F1
オーストラリアGP
アフリカでのF1復活を! ハミルトン積極的に働きかけ「実現するまで、しばらくF1にいるよ」

F1分析|2026年のF1、中団グループトップはいったいどのチームか? 初参戦アウディは驚異的なレースペース見せる

F1
オーストラリアGP
F1分析|2026年のF1、中団グループトップはいったいどのチームか? 初参戦アウディは驚異的なレースペース見せる

ドゥカティ「平手打ちを食らった気分」アプリリア圧勝受け、チームが危機感

MotoGP
タイGP
ドゥカティ「平手打ちを食らった気分」アプリリア圧勝受け、チームが危機感

本当にピットストップしていいのか? レッドブル陣営を襲った一抹の不安……しかし戦略担当ハンナ・シュミッツ決断「メリットが大きいので、そう判断しました」

レッドブルの戦略を司るハンナ・シュミッツが、F1カタールGPの決勝レース7周目にピットインを決断した経緯について語った。

Max Verstappen, Red Bull Racing

Max Verstappen, Red Bull Racing

写真:: Lars Baron / LAT Images via Getty Images

 レッドブルの主席戦略エンジニアであるハンナ・シュミッツは、マクラーレンの2台がステイアウトを選択したにもかかわらず、マックス・フェルスタッペンと角田裕毅をF1カタールGPの決勝レース7周目にピットインさせた理由を説明した。

 ニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー)とピエール・ガスリー(アルピーヌ)が接触したことで、F1カタールGPの決勝7周目にセーフティカー(SC)の出動が宣言された。

 今回のカタールGPは、タイヤの摩耗に関する懸念により、各タイヤセットの最大周回数が25周に制限されていた。そのため、57周で争われる決勝レースは最低でも2ストップしなければならない。そして奇しくもこのSCが出動した7周目という周回数は、2ストップを維持しながら最初にピットストップを行なうことができる、最も早いタイミングの周回数であった。

 当時先頭を走っていたのはマクラーレンのオスカー・ピアストリ。その後方にはフェルスタッペン、そしてもう1台のマクラーレンであるランド・ノリスと続いていた。

 SCが出動したにもかかわらず、マクラーレン勢の2台はピットストップせず、走行を続けること(ステイアウト)を選択。一方でその後方のマシンは、ハースのエステバン・オコンを除く全車がピットストップを行なった。

 マクラーレンのアンドレア・ステラ代表はこの判断について、他の全車がピットインするとは予期していなかったと認めている。またシュミッツも、マクラーレンがピットストップしなかったことで、一時不安に苛まれたようだ。しかし彼女は自身の判断を信頼。それがフェルスタッペンの快勝、ひいては彼のチャンピオン獲得の可能性を高める道を切り開いた。

「レース前、セーフティカー(SC)もしくはバーチャル・セーフティカー(VSC)中にピットに入れるウインドウであればピットインする、そういう計画を立てていました」

 シュミッツはレース後にそう語った。

「だから7周目にSCが出たら、2台ともピットストップさせることを決断しました。2ストップしなければいけないレースであれば、SC中にピットインするメリットは大きいので、我々としてはそうすべきだとハッキリ判断しました。他のほとんどのドライバーも、同じことを考えたんだと思います」

「でもインラップで、『マクラーレンはステイアウトだ!』という声が聞こえてきました。みんな『本当に大丈夫?』という感じでした。『本当にピットインさせるのか?』と尋ねられたので、『私はそうすべきだと思います』と答えました」

「絶対にそれが正しい判断だと思いました。そして他のドライバーもピットインしてくるのを見て、『これで良かったんだな』と思いました。2回目のピットストップに関して全く柔軟性がなくなってしまったとはいえ、その分だけの時間は稼げるというアドバンテージはありました」

 7周目にピットストップを行なったということは、残りの50周を1ストップで走り切らねば2ストップ戦略は成功しない。しかも前述の通り、今回のタイヤセットの最大周回制限数は25周……つまり2回目のピットストップを”32周目にするしかない”ということがここで決まってしまったわけだ。それ以前にピットストップを行なうことになってしまうと、ライバルよりも1回多くピットストップするということが決定してしまう。

 しかしそれでも、2台のマシンを共にピットストップさせなかったという事実は、奇妙とも言えるし、不可解と言ってしまってもいいだろう。レースに勝つためには戦略を分け、1台はピットストップさせ、もう1台はステイアウトさせるという選択もできたはずだ。しかしマクラーレンはそうはしなかった。これはマクラーレンの、ふたりのドライバーを公平に扱うといういわゆる”パパイヤルール”の弊害なのかもしれない。

 マクラーレンは、どちらかのドライバーを優遇したとレース後に指摘されるのを恐れ、7周目にピットストップするという決断を下さなかったのではないかと尋ねられたシュミッツは、こう語った。

「そうかもしれませんね。彼らは明らかにふたりのドライバーを公平に扱いたいと思っています。非常に難しい状況にあると思います。我々は、その状況を利用できる立場にあると思います。だから確かに、彼らにとっては難しい決断になるでしょう」

「しかし、他のドライバーたちに比べて彼らはかなり速いペースを持っています。ピットストップで失ったギャップを埋められることを期待していたのかもしれませんし、最大25周のスティントをこなせるかどうか懸念していたということなのかもしれません。私はマクラーレンの一員ではないので分かりませんが、可能性としてはあり得ると思います」

関連ニュース:
 

前の記事 ノリスとピアストリの“平等”を貫いてきたマクラーレン、三つ巴決戦の最終戦も変わらず「オスカーにもチャンスがあることを尊重しなければならない」
次の記事 「ピアストリの勝利を我々が奪ってしまった」マクラーレンのブラウンCEO、カタールGPの判断ミスを悔いる

最新ニュース