4番手争いのアストンマーティン、今後の開発に「自信持てる」。第2戦サウジで早くも新パーツ?
アストンマーティンのマイク・クラック代表は今シーズンのマシン開発プログラムによって、ライバルとのギャップを縮めていける自信を持っているようだ。
アストンマーティンF1は開幕戦バーレーンGPでは昨年ほどの好結果を残すことはなかったが、今後の開発プランによって成長していける自信があるという。
先日行なわれた2024年シーズンの開幕戦で、アストンマーティンはフェルナンド・アロンソが予選6番手と健闘したが、レースではポジションを下げ9位でのフィニッシュ。ランス・ストロールも10位と、ダブル入賞ではあるが昨年ほどの好結果とはいかなかった。
今週末には第2戦サウジアラビアGPが行なわれる。そしてアストンマーティンは早ければここで最初の新しいパーツが搭載される予定であり、今後も開発プランに自信を持っているとマイク・クラック代表が語った。
「我々は開発の進みを確認しているんだ」とクラック代表は言う。
「というのもあるレースが行なわれる時、開発はそのレースを走るマシンのレベルよりもさらに先を進んでいるからだ。そして、開発では有望なモノが見られている。だから自信が持てるんだ」
「(サウジアラビアGPに向けて)我々はマシンを改善するためにいくつか小さな発展があるだろう。接近できることを期待しているよ。そしてフェルナンドが昨日(2日目の予選)と同じように1周のタイムを出せるかどうかを確認しなくてはならない。我々が前進するために、更に役立つんだ」
バーレーンGPではレッドブルのマックス・フェルスタッペンが圧倒的な強さでレースを制した。追いかけるライバルチームが、今シーズン中にその差を縮めることは期待できるのだろうか? その点を訊かれたクラック代表は、次のように答えた。
「そこについては何も予測はできない。しかし我々には24戦があり、昨年は成長することができたし、復活することができた。この段階で終戦だとは言えないだろう」
「誰もが全力でプッシュしてくると思う。まわりには素晴らしいチームが参加しているし、どこかのチームが追いついたり、優れた開発をしてきても驚きはない」
「我々は今のところレッドブルとは争っておらず、我々の前のマシン、つまりマクラーレンとメルセデスと戦おうとしている。それが我々の縮める必要のある最初の一歩だ」
Lance Stroll, Aston Martin AMR24 and Valtteri Bottas, Stake F1 Team Kick Sauber C44
Photo by: Sam Bloxham / Motorsport Images
そしてクラック代表はサウジアラビアGPにおける最初の開発のステップについては、更にこう付け加えた。
「ジェッダでそれが大きいか小さいかは、また別の問題だ。マシンはレースごとに絶えず変化するものであり、どのチームも常に変更を加えて最適化しようとしている」
「全てのチームではないかもしれないが、ビッグチームは間違いなく常に修正しようとしていると思うし、弱点をできる限り除こうとしている。そして、我々も同じように行なおうとしているんだ」
クラック代表は開幕戦時点でのパフォーマンスについては、後れをとっていたことを認めている。ただ、チームとして今後に向けて良いベースとなる出発点だったとも強調した。
「我々は昨年の表彰台をもとに評価されるのが多いというのも、忘れてはならないことだ」
「しかしそれは本当のペース以上の順位だった。赤いクルマ(フェラーリ)には問題もあったし、状況から利益も得ていた」
「だから客観的に見て実際の我々のパフォーマンスを考えてみると、それほど素晴らしいモノではなかったと分かる。結果としてはこうなったが、我々はかなり後れをとっていた」
「最初の目標は、両方のマシンがポイントを獲得することだった」
「我々はそれが本当に目標であるべきだと話していて、それを達成した。つまりミッションコンプリートだ。しかし当然だが、もっとポイントを獲得したいと思っている」
「まだ始まったばかりだ。我々はショートラン、そしてロングランに向けた適切なバランスをとろうと、3日間努力してきた。そして、それが非常に良いベースラインになっていると思う」
記事をシェアもしくは保存
Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.
フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。