アストンマーティンF1、シーズン後半の失速は「ファクトリー移転を言い訳にしてはいけない」
アストンマーティンF1のマイク・クラック代表は、昨シーズン半ばの不振について、拠点の移転を言い訳にしてはならないと語った。
アストンマーティンF1は、昨シーズン半ばに新たな拠点へと移転したが、それを不振の言い訳にしてはならないと、マイク・クラック代表は語った。
2018年にローレンス・ストロール率いるコンソーシアムによって買収された後、アストンマーティンは財政的に余裕ができた。その余裕を設備投資に振り分けたことにより、チームは手狭になったファクトリーを離れ、シルバーストンを拠点とする新しいキャンパスに移転した。
この移転は2023年のシーズン中に行なわれ、新しい風洞も完成。より強力な体制が整った。
一方で、フェルナンド・アロンソが開幕8戦で6度の表彰台を獲得するなど好調だった勢いがシーズン後半で失速。マシンの開発がライバルと比べてうまくいかず、最終的にメルセデスやフェラーリだけでなく、マクラーレンにも逆転されコンストラクターズランキング5位でシーズンを終えることになってしまった。
「年の初め、いい結果が出たとき、私はいつも指を立ててこう言っていたんだ。『もっと難しい時期がやってくるはずだ』とね。そしてそれは、残念ながら私たちが望んだよりもずっと早くやってきた」
クラックは昨年末に行なったmotorsport.comのインタビューでそう語った。
一方で、大規模なインフラ変更がその気晴らしになったのではないかという指摘に対しては、クラック代表はそれを不振の正当化には使おうとしなかった。
「私は言い訳を探すような人間ではない」
「移転することも拡大することも以前からわかっていた。まだ成長の余地があることも前からわかっていた。以前から知っていればそれをすべて計画しておくことができるんだし、それを言い訳にしてはいけない。それは安易すぎる」
Photo by: Aston Martin
Aston Martin factory first day
「シーズンが始まったとき、我々は良い一歩を踏み出したと確信していた。そして、他のチームが苦戦していることに驚いていた」
「しかしその後、競争は激しくなり始め、我々はそれに対応できなかった。我々もアップデートを行なったが、ライバルのように大きく前進することはなかった。その結果、他が間に割って入ってきたんだ」
「最速のクルマ(レッドブル)との差は、シーズンを通してそれほど変わっていない。でも、最初のころはそこに1チームもいなかったのに、今では3、4チームがその間にいるんだ」
「だから基本的には、競争相手が何をしてきて、自分たちは何を十分にできていないのか、ということなんだ。やるべきことが多くても、それは問題ではないんだ」
クラック代表は特別な1年となった2023年がアストンマーティンのプロジェクトの成否を左右することはないと考えており、2024年に向けては慎重な姿勢を保っている。
「正直なところ、レースごとやシーズンごとではなく、3~4年かけて少しずつ拡大していかなければならない」
「もし2024年に、2023年よりも上位でフィニッシュできなければ、人々はそれを失敗とみなすだろう。もう少し差別化する必要があると思うが、ビジネスの本質はチャンピオンシップの順位なんだ」
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