ホンダF1、アストンマーチンと「共にチャンピオン目指す」。アストンマーチンからは”最後のピース”と期待

ホンダは、2026年からアストンマーチンにパワーユニットを供給する形で、F1に復帰することを発表した。

Lawrence Stroll,三部敏宏

 ホンダがF1に帰ってくる。2026年から、アストンマーチンにパワーユニット(PU)を供給するワークスパートナーとして、正式に復帰を発表したのだ。

 ホンダは2020年10月に、2021年限りでのF1活動終了を発表。翌年マックス・フェルスタッペン&レッドブルのタイトル獲得に貢献した後、撤退した形となっていた。

 ただ、HRC(ホンダ・レーシング)を通じてレッドブルおよびアルファタウリにはPU供給とサポートを継続。2025年までこの体制を続けていく予定だ。

 しかし2026年以降のPUサプライヤー登録を済ませたことからも分かるように、ホンダはF1の動向を注視し続けていた。2026年から導入される次世代PUは、扱う電気エネルギー量が増え、カーボンニュートラル燃料が使われる予定となったからだ。これは、ホンダの目指す方向性とも合致している。

 だがレッドブルが2026年からフォードと提携することが決まったため、ホンダは新たなパートナーを探す必要があった。

 そして浮上したのがアストンマーチンだ。今季目覚ましい活躍を見せているチームだが、現在メルセデスと結んでいるPU供給契約は2025年まで。さらなる活躍を目指す上で、ワークスPUを必要としている状況にあった。

 アストンマーチン・パフォーマンス・テクノロジーズ・グループのマーティン・ウィットマーシュCEOは、次のように述べている。

「ホンダとの将来のワークスパートナーシップは、アストンマーチンのF1における野心的な計画にとって、ジグソーパズルの最後のピースのひとつだ」

「2026年のF1パワーユニットに関する新しいレギュレーションは、非常に大きく重要な変化だが、我々はともに乗り越え、成功することができると確信している。戦略的パートナーであるアラムコも含め、共通の目標に向かってオープンなコラボレーションができることを楽しみにしている」

 ホンダの三部敏宏社長は、F1への挑戦を再開することになった理由について、次のように話している。

「F1が、ホンダの目指すカーボンニュートラルの方向性と合致するサステナブルな存在となり、私たちの電動化技術を促進するプラットフォームになること。これが、ホンダとして再びF1にチャレンジする大きな理由の一つとなりました」

「新たな挑戦で得られる技術やノウハウは、電気自動車のフラッグシップスポーツモデルをはじめとする将来の量産電気自動車や、現在研究開発中のeVTOL(電動垂直離着陸機)をはじめとする各分野の電動化技術にそのまま応用できる可能性があると考えています」

「新たなパートナーとなるアストンマーチンF1チームとは、勝利への真摯な姿勢と情熱で大いに共感し、アストンマーチン・アラムコ・ホンダとして、2026年からともにチャンピオンを目指すことになりました」

 HRCの渡辺康治社長は、「カーボンニュートラル社会への移行という大きな環境変化を迎える中、将来にわたってモータースポーツがホンダの強みであり続けるために最適な体制を考え抜いた答えが、HRCです」と語った。

「持続的なレース体制を構築し、世界中のモータースポーツファンへ夢と感動をお届けしていきます」

「現在チームを強化し、F1チャンピオンのタイトルを獲得するために、様々な施策に取り組んでいます」

 
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