F1 オランダGP

アップグレードで前進続くアストンマーティン、しばらくは厳しい展開に?「最適化にも数戦かかる」

F1オランダGPで今季最高成績を収めたアストンマーティンだが、次の数戦は厳しいレースになると予想しているようだ。

Benjamin Vinel Filip Cleeren

公開日時: 2026/08/30 1:13

Copy link

Facebookでシェアする

Twitterでシェアする

WhatsAppでシェア

Linkedinでシェアする

Pinterestでシェアする

Viberでシェア

Google検索でmotorsport.comをお気に入り登録

Lance Stroll, Aston Martin

 アストンマーティンF1のチーフ・トラックサイドオフィサーであるマイク・クラックは、F1オランダGPでフェルナンド・アロンソが9位に入ったのは、ザントフールトのコース特性に助けられた面が大きかったと認めた。一方で、アストンマーティンはアップグレードされたAMR26のポテンシャルを、まだ完全には引き出せていないという。

 オランダGPでは予選で18番手に沈んだアロンソだったが、チャンスを生かした1ストップ戦略を実行し、予想外の9位フィニッシュを達成。今季2度目のポイント獲得となった。

 大半のドライバーが2回のピットストップを行なうなか、アストンマーティンはあえて他とは異なる戦略を採る必要があった。ホンダ製パワーユニットを搭載するAMR26は最高速に弱点を抱えている一方、コーナーでは速く、そこで直線区間の遅さを補っていたからだ。

 クラックはレースペースが予選ペースを上回っていたかと聞かれると全面的に同意。ただし、今後はモンツァやバクーといった、カレンダーでも特に長いストレートを持つコースが控えていることを指摘した。

「ブダペスト以来、我々はレースのほうが少し強いことが分かっている」とクラックは語った。

「フェルナンドも言っていたと思うけど、我々の結果は、ある意味ではストレートがどれだけ長いかに左右される」

「今回は、ストレートが少し短いレースが2つ続いた。だから、これからもっと厳しいレースが待っている。ただ、それもレースの一部だ。強いレースもあれば、そうではないレースもある。だから、シーズン後半がどうなるのか興味深いね」

Mike Krack, Chief Trackside Officer of Aston Martin F1 Team

Mike Krack, Chief Trackside Officer of Aston Martin F1 Team

Photo by: Alex Bierens de Haan / LAT Images via Getty Images

 実際、オランダGPの予選では、アストンマーティンは直線最高速で2番目に遅いマシンだった。

 記録した最高速度は309.5km/hで、最速だったアルピーヌの331.7km/hを大きく下回り、キャデラックの309.4km/hをわずかに上回っただけだった。

 これは、長らく待ち望まれていたホンダのパワーユニット・アップグレードを投入した直後のことだった。このアップデートは、シーズン序盤にアストンマーティンを苦しめた深刻な問題を解消し、大幅なパフォーマンス向上をもたらすことが期待されていた。

 それでも、シャシー側は確実に前進している。ザントフールトでも、その進歩が改めて示された。クラックは、シャシーとパワーユニット両面でさらに最適化を進めると語った。

「我々はこのパッケージについて、どんどん理解を深めている」

「ブダペストで投入した大規模なパッケージについては、どう扱えばいいのか、どうセットアップすればいいのかを学ぶために、何度かセッションをこなす必要がある」

「そして、それは今回投入したパワーユニットについても同じだ。どう使えばいいのか、どう最適化すればいいのかを学ぶ必要がある」

「そのためには数戦かかると思う。でも、良い一歩前進だった」

 アロンソとランス・ストロールが無線で前向きなコメントをしていたことについて問われると、クラックはそれも新しいパッケージを理解している途中だからだと説明した。

「それは、さっき話したパッケージへの理解を深めているということにつながる。これほど大規模な変更を加えた場合、セッションの時間が限られていることもあって、常にすべての性能を最大限に引き出すのは難しい」

「でも、セッションを重ねれば重ねるほど、我々はそれをコントロールできるようになっていく」

「もちろん、これからも少し難しいセッションはあるだろうし、逆に簡単にいくセッションもある。ただ、今週末はかなり良いセッティングを見つけることができた」

【PR】2026年のF1™を見るならFOD。至極の体験『F1® TV』連携プランも!

【PR】2026年のF1™を見るならFOD。至極の体験『F1® TV』連携プランも!

関連ニュース:

 

あなたの意見が聞きたい!

Motorsport.comで何を見たいですか?

5分間のアンケートにご協力ください。

- Motorsport.comチーム

コメントを読んで投稿する

関連ニュース :

記事をシェアもしくは保存

Copy link

Facebookでシェアする

Twitterでシェアする

WhatsAppでシェア

Linkedinでシェアする

Pinterestでシェアする

Viberでシェア

前の記事 F1モナコGPは終わっていない! 最終確定にはもう2~3週間必要? 時間がかかっているのはなぜなのか

次の記事 ハジャー、手首の負傷は「回復が順調に進んでいる」イタリアGPでの復帰に”期待”

Top Comments

コメントはまだありません。 最初のコメントを投稿しませんか?

View More & Comment

More from

Benjamin Vinel



インディカーのスターがF2でランキング19番手。F1目指し悩めるコルトン・ハータ「F1シミュレータもテストも調子が良い。なのにF2は……」

F1

F1

アゼルバイジャンGP

23 時間前

インディカーのスターがF2でランキング19番手。F1目指し悩めるコルトン・ハータ「F1シミュレータもテストも調子が良い。なのにF2は……」



2戦連続表彰台も見えていたが……ハジャー、グリップと電力を失い5位に沈む「速さはあったのに。冗談みたいだ」

F1

F1

バーレーンGP

2 日前

2戦連続表彰台も見えていたが……ハジャー、グリップと電力を失い5位に沈む「速さはあったのに。冗談みたいだ」



ラッセル、逆転タイトル遠のく痛恨のトラブルに「もう、笑うしかない。失望なんてレベルを超えている」

F1

F1

バーレーンGP

2 日前

ラッセル、逆転タイトル遠のく痛恨のトラブルに「もう、笑うしかない。失望なんてレベルを超えている」

More from

アストンマーティン



F1分析|アストンマーティン・ホンダのパフォーマンスは確実に向上。セパンでのレースペースは良好……次戦シンガポールでのこのペースを維持できるか?

F1

F1

バーレーンGP

1 日前

F1分析|アストンマーティン・ホンダのパフォーマンスは確実に向上。セパンでのレースペースは良好……次戦シンガポールでのこのペースを維持できるか?



アロンソの現役続行、かつての好敵手ハミルトンが歓迎「才能という面では、彼に敵わないドライバーはたくさんいる」

F1

F1

バーレーンGP

1 日前

アロンソの現役続行、かつての好敵手ハミルトンが歓迎「才能という面では、彼に敵わないドライバーはたくさんいる」



アロンソがセパンで8位、最後ノリスを封じる「次のシンガポールにも希望が見えている」

F1

F1

バーレーンGP

3 日前

アロンソがセパンで8位、最後ノリスを封じる「次のシンガポールにも希望が見えている」

最新ニュース



キャデラックF1、それでいいのか? 「F1を制するのが目標なら、アメリカ拠点は最適ではない」元F1チーム代表から厳しい声

F1

F1 F1

アゼルバイジャンGP

10 分前

キャデラックF1、それでいいのか? 「F1を制するのが目標なら、アメリカ拠点は最適ではない」元F1チーム代表から厳しい声



好調だったはずのマクラーレンはなぜ4番手チームに成り下がったのか。「状況が一変した。データに異常もないのに」とステラ代表

F1

F1 F1

バーレーンGP

11 時間前

好調だったはずのマクラーレンはなぜ4番手チームに成り下がったのか。「状況が一変した。データに異常もないのに」とステラ代表



ラッセル痛恨……シンガポールGPグリッド降格決定で逆転タイトルに暗雲。ウルフ代表認める「残念だが」

F1

F1 F1

バーレーンGP

12 時間前

ラッセル痛恨……シンガポールGPグリッド降格決定で逆転タイトルに暗雲。ウルフ代表認める「残念だが」



日本から世界に挑戦……宮田莉朋、中村仁の2026年の評価をトヨタ加地ディレクターに訊く

F1

F1 F1 13 時間前

日本から世界に挑戦……宮田莉朋、中村仁の2026年の評価をトヨタ加地ディレクターに訊く

Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.

フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。

次の 2 つのオプションがあります。

購読中 すでに購読していますか? ここからサインインします

広告ブロッカーを無効にしましたか?
ページをリロード

お知らせの管理

登録