ベッテルのF1ハンガリーGP失格が確定。アストンマーチンが訴えを取り下げ
アストンマーチンは、F1第11戦ハンガリーGPでのセバスチャン・ベッテルへの裁定に対する訴えを取り下げたため、ベッテルの失格が確定した。


F1第11戦ハンガリーGPで2番手フィニッシュを果たしたアストンマーチンのセバスチャン・ベッテル。しかしレース後、義務付けられている1リットルの燃料サンプルをマシンから採取できなかったとして、失格処分を受けることになった。チームはこの処分を覆すべく動いていたが、最終的に訴えを取り下げ、処分が確定した。
ベッテル車の燃料サンプルは0.3リットルしか採取できていなかったが、アストンマーチンはデータ上ではマシンには1.44リットルの燃料が残っていたはずだと主張。燃料システムの故障によってこの状況が導かれたと考えており、FIAがアクセス可能なタンクに燃料が送られていなかったと見ていた。そして彼らは失格処分に対する正式な抗議を行なうに至った。
ただ9日(月)に行なわれたヒアリングの結果、FIAはアストンマーチンの再審請求を却下した。というのも、アストンマーチン側の調査により、前述の燃料システムの故障によって、実際にレース後に残っていた燃料が1リットル未満だったことが明らかになったからだ。
再審請求を却下されたアストンマーチンは当初、これを不服として上訴手続きをとる動きをみせていたが、結局訴えを取り下げる形となり、ベッテルの失格が決定した。
アストンマーチンは8月12日(木曜日)、次のようにツイートしている。
「我々の立場を検討し、燃料システムの故障という明確な新証拠があったというFIAスチュワードの判断に注目していたが、我々は訴えを取り下げることがそれによる利益を上回ると考え、訴えを取り下げた」
ベッテルの失格が確定したことにより、2位はルイス・ハミルトン(メルセデス)、3位はカルロス・サインツJr.(フェラーリ)となる。ランキング2番手のマックス・フェルスタッペン(レッドブル)は9位で、首位のハミルトンを8ポイント差で追う形となっている。
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