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F1メカ解説|アストンマーチン、”グリーン・レッドブル”傾向を強化。小さなフィンの効果は如何に

アストンマーチンは、”グリーン・レッドブル”こと今季マシン『AMR22』のBスペックに、イギリスGPでアップデートを投入。マシンのパフォーマンスを最大化することを目指している。

Sebastian Vettel, Aston Martin AMR22

写真:: Zak Mauger / Motorsport Images

 アストンマーチンは、スペインGPでレッドブル『RB18』に酷似した”Bスペック”の空力パッケージを『AMR22』に投入。初戦こそ苦戦したものの、その後は確実にパフォーマンスを向上させ、モナコからカナダまで3戦連続入賞を果たしている。

 そんな中アストンマーチンは、イギリスGPに新たなパーツを投入。アップデートを用いてさらなる追い上げを目指している。

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 ただ最初にハッキリさせておきたいのは、今回イギリスGPで行なったアップデートは、スペインで行なわれたような大規模のモノではない。むしろ、Bスペックマシンのエアロダイナミクスの最適化することを目的とした整流がメインになっている。

 グランプリが進むに連れ、多くのチームがコックピット周りに細々とした空力パーツを追加している。

 アストンマーチンの場合は、ミラーアッセンブリーの後方に小さなフィンを設置(下図の青矢印)してきた。

アストンマーチン『AMR22』のコックピット周りの比較。上が新バージョン、下が以前のバージョン

アストンマーチン『AMR22』のコックピット周りの比較。上が新バージョン、下が以前のバージョン

Photo by: Uncredited

 さらにヘイローの後方取り付け部分に付けられていた背の高い外向きのフィン(上図の赤矢印)も、背が低く前後に長いモノ変更されている。一方で、以前ヘイローの付け根側面に取り付けられていたウイングレット(白矢印)も、イギリスGPで何戦かぶりに戻ってきた。

 またアストンマーチンは、フロアのストレーキとエッジの形状を変更。ダウンフォースと整流効果の最大化を目指している。

 興味深いのは、リヤブレーキダクト内側のフェンス(下図)だ。ここには小型のウイングレットが多数設置されており、気流の向きを変えることでダウンフォース増加を目論んでいると見られる。

 さらにチームは、高速型のシルバーストンを攻略する上で必要なダウンフォース量と空気抵抗に合わせ込むべく、ビームウイングの形状も修正している。

Aston Martin AMR22 rear brake duct

Aston Martin AMR22 rear brake duct

Photo by: Uncredited

Aston Martin AMR22 beam wing

Aston Martin AMR22 beam wing

Photo by: Uncredited

 
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