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アストンマーチン、打倒レッドブルを目指して……オーストラリアGP後にウイング選択を見直し?

アストンマーチンは、レッドブルの圧倒的なトップスピードに対抗するために、ウイングの選択について再考する必要があるかどうか、オーストラリアGP後に評価するようだ。

Sergio Perez, Red Bull Racing RB19, Fernando Alonso, Aston Martin AMR23

写真:: Red Bull Content Pool

 アストンマーチンは、オーストラリアGPの後にウイングの選択に関する見直しを行ない、レッドブルとの差を埋めることを目指しているようだ。

 F1開幕2戦でレッドブルに次ぐパフォーマンスを見せたアストンマーチン。しかしそのレッドブルとの間には、大きなパフォーマンス差があることも明らかとなってきた。

 アストンマーチンのAMR23はブレーキングや加速、低速コーナーを得意とする一方で、特にストレートではレッドブルに大きく離されている。

 サウジアラビアGPのスピードトラップでは、フェルナンド・アロンソはポールポジションを獲得したセルジオ・ペレス(レッドブル)よりも約10km/h遅く、ホームストレートでは全体的に見ても遅い部類のマシンだった。

 アストンマーチンは、この差がウイング選択の違いによるものだと考えている。レッドブルは積極的に低ダウンフォース/低空気抵抗のウイングを使用。対してアストンマーチンは、より高ダウンフォース仕様のウイングを使用する傾向にある。これはコストの問題から、シーズン序盤の段階で仕様の違うウイングを導入する余裕がなかったという事情もある。

 しかしこの2戦でのマシン特性の違いに注目したアストンマーチンは、オーストラリアGP後に計画を再評価し、アプローチを変更する必要があるかどうかを検討するようだ。

 アストンマーチンのパフォーマンス・ディレクターであるトム・マッカローは、次のように説明した。

「我々は最初の3レースを終えてから、計画を変更する必要があるかどうかを考えようと思っている」

「予算制限のことをいくら強調してもしきれない。座ってこう言うのは簡単なんだ。『7~8種類のリアウイングを作り、DRSを使う予選と、決勝レースのために全体的に最適化しよう』とね」

「しかし予算制限がある環境では、それを実行するのは非常に難しいことなんだ」

 マッカローは、バーレーンではタイヤマネジメントを改善するためにダウンフォースを追加するセットアップを選択したが、サウジアラビアでのレッドブルとの差はウイングの哲学にあることは明らかだったと説明した。

「予選では間違いなく、DRSを使ったレッドブルは非常に強力だ」

「レースに関して、我々は予算制限の観点から全てのサーキットに合うウイングを用意することはできないと考えてきた」

「だから適切なことをするために優先順位をつけたんだ。我々がデザインしたウイングは、(サウジアラビアの)直線で我々が望んでいたほど速くならないことは分かっていた」

「しかし我々は23レースに渡って、作ろうとしているウイングの数のバランスをとらなければならない」

 マッカローは、アストンマーチンのシーズン序盤の好調ぶりに後押しされているものの、レッドブルが持つアドバンテージを削るために、手をこまねいているわけではないと語った。

「我々の目標はこのマシンを徹底的に開発し、彼らにできる限り近づくことだ」

「しかし彼らも立ち止まっているわけではない。彼らのクルマは速く、1周全体で見れば十分なマージンを持っている」

「フェラーリやメルセデスも含め、そうしたチームと同等の開発速度を維持するのは非常に難しいだろう。だが我々は毎週精一杯の努力をしている」

 第3戦オーストラリアGP(4月2日決勝)を終えた後、第4戦アゼルバイジャンGP(4月30日決勝)までは4週間のインターバルがある。この間に多くのチームがアップデートを用意するだろう。長い全開区間があるアゼルバイジャンGPでアストンマーチンがレッドブルと差を縮めることができるかという点は、今後のシーズンを占う試金石になるだろう。

 
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