バルセロナ決勝レースは「少なくとも2ストップは必要」”予想の2倍”タイヤ厳しいレースに?
フェラーリのルイス・ハミルトンは、タイヤのデグラデーションが予想の2倍だったとして、タイヤに厳しい決勝レースになることを覚悟しているようだ。
F1バルセロナ-カタルニアGPのフロントロウを獲得したメルセデスのジョージ・ラッセルとルイス・ハミルトンは、決勝レースでのタイヤのデグラデーション(性能劣化)が非常に大きくなると予想している。
金曜日のFP2で行なわれたロングランでは、ミディアムタイヤは最初の10~12周で1周あたり約0.3秒ずつペースが落ち、その後はさらにデグラデーションが進行していった。
今年のピレリは、バルセロナに昨年より1ステップ柔らかいコンパウンドのタイヤ(C2~C4)を持ち込んでいるが、その結果として想定以上にデグラデーションが大きくなった。また、各コンパウンド間のラップタイム差が小さいため、どのタイヤを使っても性能差はそれほど大きくならないとみられている。
グリップ力とスリップによるオーバーヒートの関係から、ソフトタイヤの方が保ちが良い状況もあるという逆転現象も起きており、予選Q3ではあえて新品ソフトタイヤを温存するマシンもいた。
ポールシッターのラッセルも、ソフトタイヤが決勝で使用される可能性は高く、少なくとも2ストップ戦略が基本になるとの見方を示した。
「1ストップより3ストップに近い展開になると思う。1ストップはほぼ不可能だろう。どのタイヤがベストかもはっきりしないし、この路面では3種類ともかなり似た性能に見える。昨年もそうだった」
「今年のC4も決勝用タイヤとして悪くない。戦略の幅は広がるだろうが、タイヤの違い自体が決定的な差にはならないと思う」
Lewis Hamilton, Ferrari
Photo by: Alastair Staley / LAT Images via Getty Images
一方、決勝を2番手からスタートするハミルトンは、フェラーリが予想していたよりもデグラデーションが約2倍大きかったと明かした。
「デグラデーションは僕たちの予想の約2倍だった。週末前に想定していたよりはるかに大きかった。明日までに改善しているかは興味深いが、少なくとも2ストップになるのは間違いないだろう」
FP2では、アービッド・リンドブラッド(レーシングブルズ)がミディアムタイヤで16周走行し、最初のラップとピットイン前最後のラップで約7秒ものタイム差が生じた。
トップチームのロングランでも周回を重ねるごとに明確なペース低下が見られ、短いスティントでさえ安定したラップタイムを維持できなかった。前走車の乱気流(ダーティエア)の中ではタイヤのオーバーヒートが悪化するため、この傾向は一層強まると考えられる。
そのため、トラフィックに巻き込まれるくらいなら、あえて1回多くピットストップを行なう戦略を選ぶチームが出てきても不思議ではないだろう。
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