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予選レポート

F1オーストリアGP予選:ボッタス、ハミルトン抑えPP。フェルスタッペン3番手も0.5秒差

F1開幕戦オーストリアGPの予選が行なわれ、メルセデスのバルテリ・ボッタスがポールポジションを獲得した。

Polesitter Valtteri Bottas, Mercedes

写真:: Steven Tee / Motorsport Images

 2020年シーズンのF1開幕戦オーストリアGPの予選が行なわれ、メルセデスのバルテリ・ボッタスがポールポジションを獲得し、今季最初のポールシッターとなった。

 ついに開幕を迎えた2020年のF1。史上最も遅い開幕戦の舞台であるレッドブルリンクの気温は25度、路面温度は53度まで上昇。週末一番の暖かいコンディションで予選開始時間を迎えた。

■フェルスタッペンがトップでQ1通過

 18分間の予選Q1がスタートすると、まずFP3でクラッシュを喫したニコラス・ラティフィ(ウイリアムズ)がコースイン。そこにアルファロメオの2台が続いた。セッション開始から5分が過ぎるまでコース上にマシンが少ない状態だったが、徐々にアタックに出るマシンが増えていった。

 まず好タイムを記録したのは、フリー走行から速さを見せているレーシングポイント。ランス・ストロールが1分4秒678を記録し、アルファロメオ勢に対し0.8秒の差をつけた。レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンもアタックし、1分4秒326でトップに立った。

 少し遅れてアタックに入ったメルセデス勢は、ボッタスが4番手。ルイス・ハミルトンは最初のアタックにミスがあり、14番手に沈んだ。しかし、そこはFP1からトップタイムを記録し続けてきたハミルトン。再度のアタックでフェルスタッペンと0.109秒差の2番手に食い込んだ。

 一度目のアタックを終えて、上位にレッドブル、マクラーレン、レーシングポイント、フェラーリ、アルファタウリのピエール・ガスリーが0.5秒以内にひしめく一方、Q2に進出できる15番手をアルファロメオ、ハース、ウイリアムズの3チームで奪い合うようなオーダーとなった。

 セッション後半、ほとんど全車が2セット目のソフトタイヤを投入し再度アタックへ。ストロールが1分4秒309までタイムを伸ばしトップに立つが、フェルスタッペン、ボッタス、ハミルトンが相次いでタイムアップ。フェルスタッペンがメルセデスのふたりを抑え、Q1のトップに立った。アレクサンダー・アルボン(レッドブル)はソフトタイヤ1セットでQ1を乗り切り、12番手となった。

 15番手でなんとかQ2に歩を進めたのはロマン・グロージャン(ハース)。チームメイトのケビン・マグヌッセンを蹴落とした。ウイリアムズのジョージ・ラッセルがアルファロメオ勢を抑えて17番手となった。

 Q1敗退となる16番手以下のオーダーは、マグヌッセン、ラッセル、アントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)、キミ・ライコネン(アルファロメオ)、今季唯一のルーキーであるラティフィが最下位となった。

■ベッテル衝撃のQ2敗退。アルファタウリも2台ノックアウト

 15分間のQ2がスタートするが、数分は各車が機を伺いガレージで待機。残り時間が12分を切り、ソフトタイヤを装着したメルセデス勢が他車に先んじてアタックへ。対して、唯一ミディアムタイヤでコースインしたのはフェルスタッペンだ。Q2最速タイムを記録したタイヤで決勝に臨むことになるため、フェルスタッペンはメルセデスとレース戦略を変えてきたのだ。

 ハミルトンは1分3秒325で堂々トップ。ボッタスが0.205秒差で続き、ランド・ノリス(マクラーレン)が1分3秒940で3番手となった。注目のフェルスタッペンは、ハミルトンと0.770秒差の8番手。Q3進出に黄色信号が灯る結果となった。しかしフェルスタッペンは再度アタックし、0.1秒ほどタイムアップ。それでもQ3進出は安泰とは言えないタイムだ。

 残り時間5分を切り、Q3進出ボーダーラインの10番手となったのは、なんとフェラーリのセバスチャン・ベッテル。11番手のガスリーとの差は0.033秒とわずかという状況だ。また、アルボンも13番手と危険域で、最後のアタックを迎えることになった。

 セッション終了まで3分を切り、フェルスタッペンも含め全車がソフトタイヤで再出撃。ここでタイムを伸ばしたアルボンが3番手までポジションアップし、Q3進出を確実なものとした。

 その他に大きくポジションアップするドライバーは少なく、フェルスタッペンはアクセルオフ。ミディアムタイヤで記録した8番手タイムが自己ベストとなり、上位10人の中で唯一ミディアムタイヤで決勝をスタートすることとなった。

 Q1トップはボッタス。1分3秒015までタイムアップし、僅差でハミルトンを抑えた。

 Q2敗退となったのはベッテル、ガスリー、ダニール・クビアト(アルファタウリ)、エステバン・オコン(ルノー)、グロージャン。何より驚きなのは、細かなミスこそ見受けられたものの、ベッテルが真っ向勝負でQ2敗退を喫したことだ。シャルル・ルクレールも10番手と、フェラーリ勢はQ3進出が精一杯という状況だ。アルファタウリも、2台共にここで予選を終えている。

■ボッタスがPP獲得。フェルスタッペン3番手も0.5秒差

 12分間のQ3も、メルセデスの2台がコースイン。マクラーレンの2台やペレス、ルクレールは中古タイヤでのアタックとなった。

 ボッタスが1分2秒939を記録し先制パンチ。ハミルトンはターン1でのミスもあり0.122秒及ばなかった。3番手に続いたのはフェルスタッペンだが、ボッタスとは0.612秒差。Q3に入ってボッタスがギヤをひとつ上げたような形だ。

 4番手はトップから0.929秒差のアルボン。5番手以下はカルロス・サインツJr.、ペレス、ルクレールとなった。

 コース上が空いたタイミングで、ワンアタックにかけるストロールがアタックへ。コースを独占したストロールは1分4秒019で6番手となった。

 ストロールと入れ替わるように、他の9台がアタック突入。ボッタスがコースオフし、セクター3に黄旗が出される中、それよりも前にいたフェルスタッペンは影響なくアタックラップを完了しタイムアップ。しかしハミルトンのタイムには届かず、3番手だった。

 ボッタスがコースオフした際、真後ろを走っていたハミルトンは自己ベストを更新。ボッタスの0.012秒差に迫ったがポールポジションには届かず2番手となった。

 4番手にはノリスが食い込みグリッド2列目を確保。アルボンは5番手だった。

 6番手以下、ペレス、ルクレール、サインツJr.、ストロール、ダニエル・リカルド(ルノー)というトップ10オーダーとなった。

 

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【リザルト】F1開幕戦オーストリアGP:予選結果

順位 ドライバー タイム 平均速度
1 Finland バルテリ ボッタス 1'02.939   246.981
2 United Kingdom ルイス ハミルトン 1'02.951 0.012 246.934
3 Netherlands マックス フェルスタッペン 1'03.477 0.538 244.888
4 United Kingdom ランド ノリス 1'03.626 0.687 244.315
5 Thailand アレクサンダー アルボン 1'03.868 0.929 243.389
6 Mexico セルジオ ペレス 1'03.868 0.929 243.389
7 Monaco シャルル ルクレール 1'03.923 0.984 243.180
8 Spain カルロス サインツ Jr. 1'03.971 1.032 242.997
9 Canada ランス ストロール 1'04.029 1.090 242.777
10 Australia ダニエル リカルド 1'04.239 1.300 241.983

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