バーレーンFP2の主役? ターン“ワン”を疾走した犬は無事保護。名前も募集中
バーレーン・インターナショナル・サーキットは、F1バーレーンGPのフリー走行2回目でコースに侵入した犬を動物救護センターの協力により救出した。
The dog which escaped onto the track
Bahrain International Circuit
金曜夜、バーレーン・インターナショナル・サーキットで行なわれたF1バーレーンGPフリー走行2回目では、思わぬ“訪問者”が現れた。
FP2では中盤にアレクサンダー・アルボン(レッドブル)がクラッシュ。セッションは赤旗中断となったが、10分強の回収作業を経て残り32分というところで走行再開となった。しかし、ピットレーンからマシンが出て行く中で再度赤旗が振られた。
コースへと出たドライバーたちはすぐに「犬を見た」とチームに報告。その直後、国際映像でもターン1付近を駆け抜ける犬の姿が捉えられた。突然振られた赤旗の原因はこの“訪問者”だったのだ。
結局犬はコース外へと出たため無事セッションは再開され事なきを得たが、この犬はバーレーン動物救護センター(BARC)の協力によって発見され、バーレーン動物虐待防止協会(BSPCA)の元に預けられた事が土曜朝に明らかにされた。
バーレーン・インターナショナル・サーキットのTwitterには、保護された犬の写真と共に次のような文面が投稿された。
「重要なpupdate!(pup=子犬) FP2で訪問者がいたことを覚えていますか? 彼女は無事発見され、現在BSPCAの素晴らしいケアを受けています」
「獣医のチェックを受けながら、彼女は元気にしています。誰か名前のアイデアはありますか?」
なお、犬がコース上にいる事が知らされた時、多くのレースで愛犬ロスコーを連れてきているルイス・ハミルトン(メルセデス)は「ロスコーじゃないといいけどね!」と反応。セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)はバハ・メンの『Who Let the Dogs Out』の一説「Who let the dogs out? Who who who who!」を口ずさんだ後、「犬が入ってもいいなら、僕も自分の犬を連れてきたのに!」とジョークを飛ばした。
セッション中に犬が乱入するというケースは前戦トルコGPの予選に続き、これで2戦連続。イモラで行なわれたエミリア・ロマーニャGPの際もパドックを猫が闊歩するという一幕があり、ちょっとした人気者となっていた。
なお、動物のパドックへの入場許可に関しては、実はスポーティングレギュレーションで明記されている。同規則の第22.17条にはこう記されている。
「警備目的としてFIAが特に許可した場合を除き、ピットレーン、トラック、パドックあるいは観客エリアへの動物の持ち込みを禁じる」
Be part of Motorsport community
Join the conversationShare Or Save This Story
Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.
フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。
Top Comments