F1、”ほぼ”オーバルレースを実施? バーレーンの外周レイアウトを使用か
F1マネージングディレクターのロス・ブラウンは、バーレーン・インターナショナル・サーキットでオーバルに近いレイアウトを採用する可能性について語った。
写真:: Zak Mauger / Motorsport Images
シーズン再開に向けて動き出したF1は、シーズン終盤のレースとして11月29日と12月6日にバーレーンでレースを実施するという選択肢を模索している。バーレーン・インターナショナル・サーキットは様々なトラックレイアウトが選べるため、普段とは大きく異なるレイアウトの採用も検討されているようだ。
F1の競技面を統括するマネージングディレクターであるロス・ブラウンは、バーレーンのレイアウトの中でも主に高速コーナーで構成され、シンプルな”アウターサーキット”を採用する可能性を示唆している。
このアウターサーキットは、ターン4出口から通常のグランプリレイアウトを離れ、ターン13で再びお馴染みのコースに戻ってくる。タイトなインフィールドセクションをショートカットし、サーキットの外周を高速コーナーや直線で繋いだ、刺激的なレイアウトだ。
「バーレーンの魅力のひとつは、多くのトラックレイアウトがあることだ」と、ブラウンはF1公式サイトに語った。
「だから、我々はバーレーンでふたつの異なるトラックでレースをすることができるかもしれない」
「非常にエキサイティングな、”ほぼ”オーバルのトラックレイアウトがあり、そのレイアウトもFIAからグレード1のライセンスを与えられている。そのため、それは実行可能なオプションだ」
「ふたつのレイアウトを使うとすると、サーキット側はかなりの作業が必要になる。例えば、それぞれのトラックを準備するタイミングにも十分な注意が必要だ。それは我々が考慮しなければならないことだ」
現在、F1はシーズン再開後8戦のスケジュールを発表しているが、輸送費用などの負担がネックとなり、フライアウェイのイベントを確保するのに苦労している。市街地レースのアゼルバイジャンGPやシンガポールGPはまもなく正式にキャンセルされると見られており、日本GPも開催が危ぶまれている状態だ。
そのため、ヨーロッパでのレースを増やすことで、その空白期間を埋める可能性は高い。
「ヨーロッパには、シーズンを包括的なものにするために、さらに1〜2レースを追加できる優れたコースがいくつかある。まだ進行中の作業なので、それを口にするつもりはない」
ブラウンはそう付け加えた。
「我々が避けたいのは、それを発表して、さらに変更することだ。また、人々が計画を立てられるように、十分な時間的猶予をもってそれを発表する必要がある。シーズン後半のいくつかのレースには観客を入れることを望んでいるので、チケットの販売とプロモーションを行なうには時間が必要だ」
すでに延期が発表されているカナダGPは、未だ中止が発表されておらず、9月のシンガポールGPに代わってレースが開催される可能性が残っている。
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