ベッテル、PP獲得も完璧なラップ走れず「アタックをダメにして混乱」
ベッテルは、予選Q3の2度目のアタックでもミスを犯し、ポールポジションを逃すのではないかと考えていたという。






アゼルバイジャンGPの予選でポールポジションを獲得したフェラーリのセバスチャン・ベッテルは、2度のアタックのいずれにおいてもミスがあったことを明かし、ポールポジションを獲得できないかもしれないと考えていたと話した。
予選Q3の最初のアタックでは、ふたつの小さなミスを犯していたにもかかわらず、ベッテルはトップタイムを記録した。それゆえ彼は、2度目のアタックではもっと良いラップを走ることができると自信を持っていた。
しかしその2度目のアタックではターン3でタイヤをロックさせてしまい、アタックを改善するという彼の希望は打ち砕かれた。このミスによりベッテルはアタックの中断を余儀なくされ、ピットに戻りながら最悪の恐怖を抱えていた。
「Q3の最初のアタックには満足していた」とベッテルは話した。
「セクター2ではわずかにミスをしてしまった。ターン6とターン11では少し欲を出してしまって、本来のレーシングラインよりもワイドに行ってしまった」
「だけどそれ以外は本当にうまくまとめることができた。今日は風が吹いていたので、最終コーナーの出口は僕たち全員にとってトリッキーになっていて、僕の5〜7秒前にもマシンが走っていたけど、うまく通過することができた」
「2回目のアタックでは、今話したような箇所があるとわかっていた。マシンも”火”がついていた」
「でも僕は少し興奮しすぎていた。ターン3でブレーキを遅らせようとして、かなり遅くなってしまった。前のラップよりも遅かった」
またベッテルは、連続でタイヤをロックアップさせてしまったことでフラットスポットを作ってしまい、そのラップを継続する意味はそれほどないと確信したのだという。
「バンプに乗ってしまったのでフロントタイヤがロックして、左のフロントタイヤにフラットスポットができた」
「その時はマシンの中でとても混乱した。なぜなら僕は(ラップを改善しようという)自分の試みをダメにしてしまったし、自分の周りがどうなっているのかもわからなかったからだ」
「それで僕はアタックを中断したけど、ポールポジションだと伝えられたんだ。とても満足だ。本当に良かった」
「チームは本当によくやってくれた。夜通しマシンを改善して、パフォーマンスを見出してくれたんだ」
この記事について
シリーズ | F1 |
イベント | アゼルバイジャンGP |
ロケーション | バクー・シティ・サーキット |
ドライバー | セバスチャン ベッテル |
チーム | フェラーリ |
執筆者 | Jonathan Noble |