フェラーリ育成のオリバー・ベアマン、ハースF1でもリザーブドライバーに就任。2024年は6回のFP1出走計画も!

フェラーリのリザーブドライバーであるオリバー・ベアマンは2024年シーズンに、ピエトロ・フィッティパルディと共にハースF1のリザーブドライバーも務めることになった。

Oliver Bearman, Haas VF-23

 フェラーリは1月下旬に、3人目のリザーブドライバーとしてFIA F2参戦中のオリバー・ベアマンを起用すると発表した。そのベアマンは今年、ピエトロ・フィッティパルディと共にハースのリザーブドライバーも務めることになる。

 またハースは、フェラーリでのリザーブと並行してハースでもリザーブドライバーを務めることとなったベアマンに対し、異例と言える今季6回のFP1出走を計画していることも分かった。現在F1では各チームが年間で2回ルーキードライバーをFP1で走行させるという義務が課されているが、それを大きく超えるプランだ。

 計画ではイモラ、バルセロナ、シルバーストン、ハンガロリンク、メキシコシティそしてアブダビでベアマンが出走するようた。なお昨年もハースはベアマンをFP1のルーキー枠で起用している。

 長年ハースのリザーブドライバーを務めているフィッティパルディは今年インディカー・シリーズに参戦する。彼はその後もイベントの重複が無い週末にはリザーブドライバーを続けて行く意向を示していた。

 実際のスケジュールを考慮すると、9月15日にインディカーが閉幕した後に行なわれる7戦ではフィッティパルディが被りなくフリーとなっている。

 2024年からハースの新代表となった小松礼雄は、2024年のリザーブドライバーについて次のようにコメントした。

「オリバーは昨シーズン、環境に馴染んでメキシコとアブダビでのFP1走行プログラムと彼のテストプログラムを通じ、素晴らしい仕事をしてくれました」

「我々は2024年にFP1でさらに彼に出走機会を与えることを楽しみにしています。これは重要な走行時間であり、オリバーの進歩を評価するためだけではなく、彼がF1マシンに乗れる時間を確保するためでもあります」

「ピエトロが6シーズンも我々と共にやってきてくれていることは価値あることであり、継続性をもたらしてくれていて、トラック内外で我々のプログラムに大きな貢献をしてくれています」

「我々は今シーズンに彼がインディカーにフル参戦することにワクワクしています。彼は自分のやりたいこと……つまりレースをすることができます。そして、彼はハースファミリーの一員としてもいてくれます」

 そして多数のFP1に参加することになったベアマンは以下のように語った。

「マネーグラム・ハースF1チームの一員として新シーズンを迎えられることを本当に嬉しく思う。昨年、チームのみんなと協力して働いて、素晴らしい経験ができた。今年はそれを更に発展させていくのが楽しみだ」

「リザーブと並行して、いくつかFP1に参加することにもワクワクしている。ハースF1チームとスクーデリア・フェラーリの信頼とサポートに感謝している」

 またフィッティパルディは「マネーグラム・ハースF1チームでの6シーズン目を迎えられて嬉しく、そして誇らしく思う。開発における僕の取り組みを継続し、最善の方法で2024年のF1世界選手権でチームをサポートすることを楽しみにしている」と語った。

 

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