ベアマン、代役出場で7位。ミスのないレースでアピール成功「F1へのドアが開くかもしれない」
フェラーリのカルロス・サインツJr.の代役としてF1サウジアラビアGPに臨んだオリバー・ベアマンは、ミスのないクリーンなレースで7位入賞を果たした。
代役としてF1サウジアラビアGPを戦ったフェラーリのオリバー・ベアマンは、完璧なレースを展開。11番手からスタートし、7位フィニッシュを飾った彼はF1関係者に見事なアピールを果たした。
カルロス・サインツJr.が虫垂炎によりサウジアラビアGPの2日目以降を欠場。急きょベアマンがFP3以降のセッションを担当することになった。
予選では11番手と、惜しくもQ3進出を逃したベアマンは、全くミスのないレースを展開。同じイギリス出身のランド・ノリス(マクラーレン)やルイス・ハミルトン(メルセデス)を抑え、7位でチェッカーを受けた。
次戦オーストラリアGPではサインツJr.が復帰し、自身はF2に復帰することになると考えているベアマンは、今回のレースが将来的にF1で戦う能力があると証明する大きなチャンスとなったと語った。
「他に何かできたかは分からない。今年いっぱいはもうF1を戦えるとは思っていないからね」
「今週末はいい走りを見せることが目標だった。自分ではいい仕事ができたと思う。だから大丈夫だ」
「あと僕にできるのは、F2でプッシュを続けて祈ることだけだ」
Oliver Bearman, Scuderia Ferrari, prepares in the garage before the Race
Photo by: Mark Sutton / Motorsport Images
ベアマンは5月にイモラで開催されるエミリア・ロマーニャGPを皮切りに、2024年シーズン中に計6回、ハースからFP1を走る予定となっている。この契約は、ベアマンのオーディションの一環だと理解されている。
ケビン・マグヌッセンとニコ・ヒュルケンベルグは今季でハースとの契約が切れるため、ベアマンにとってはチャンスだろう。
「今年はハースで多くのフリー走行を獲得しているので、彼らとの関係を築き、マシンでより多くの距離を走ることを楽しみにしている」とベアマンは付け加えた。
「うまく行けばドアが開くかもしれない。そうなれば素晴らしいよね」
サウジアラビアGPでのパフォーマンスを自己評価したベアマンは、レースをミスなく完走することに集中し、限られた経験と準備の中で見せた自分の走りに満足していた。
「今日はマシンが”飛んで”いた。言うまでもなくそれは大きなボーナスだ」
「でも僕はミスのないクリーンなレースができたと思う。それはまさに僕たちが求めていたものだったから、自分のパフォーマンスには満足しているよ」
フェラーリは、サインツJr.がオーストラリアGPで復帰するかどうかを決めていない。虫垂炎の手術を受けたサインツJr.の回復を、オーストラリアGPまでの2週間で判断することになるだろう。
サインツJr.は手術後にサウジアラビアGPのパドックを訪れ、フェラーリのガレージからレースを観戦していた。
記事をシェアもしくは保存
Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.
フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。