ハースF1、出場停止マグヌッセンの代役にベアマンを起用。来季同チームのレギュラードライバーに決定済
出場停止処分を受けたケビン・マグヌッセンの後任として、ハースはオリバー・ベアマンを起用することを発表した。
Oliver Bearman, Haas F1 Team
写真:: Simon Galloway / Motorsport Images
ハースF1は、出場停止処分を受けたケビン・マグヌッセンの代役として、オリバー・ベアマンを次戦アゼルバイジャンGPで起用することを発表した。
ハースのマグヌッセンは、先日行なわれたF1イタリアGPでアルピーヌのピエール・ガスリーと接触。これにより、ペナルティポイント2を科されることになった。この結果マグヌッセンが直近12ヵ月で手にしたペナルティポイントの合計は12となり、レギュレーションにより1戦の出場停止処分を受けることになった。
ハースはマグヌッセンが出場できないアゼルバイジャンGPに、来季同チームからレギュラー参戦する予定のベアマンを起用することを決めた。なおベアマンは、今季第2戦サウジアラビアGPで、虫垂炎のため欠場となったカルロス・サインツJr.の代役としてフェラーリからF1デビューし、7位入賞を果たした。それに続き、アゼルバイジャンGPで2回目の代役参戦に挑むことになったわけだ。
「リザーブドライバーとしてレースに参戦するのは、準備時間が限られているということもあり、間違いなくチャレンジングだ」
ベアマンはそう語った。
「幸運なことに、今年の初めにフェラーリから参戦した経験があるから、少なくともその経験を活かすことができる。そして今シーズンは、ここまで4戦でハースのF1マシンを駆ってFP1を経験している。その経験は、バクーでレースウィークエンド全体に取り組む上で、間違いなく重要なモノとなるはずだ」
「チームは今好調だから、できる限り準備できるように最善を尽くす。目標は、アゼルバイジャンでしっかりした週末を過ごすことだ」
チーム代表の小松礼雄も次のように語り、ベアマンに期待を寄せた。
「オリーがバクーでVF-24をドライブするのは楽しみです。彼は既にFP1とポストシーズンテストで大きな期待感を示してくれました。サウジアラビアでフェラーリのマシンをドライブした時にも非常に良いパフォーマンスを見せ、ポイントも獲得しました」
「バクーでの週末は、オリーとチームの両方にとって、レースウィークエンドを通じて共に働く素晴らしい機会になります。そして彼にとっては、ニコ(ヒュルケンベルグ)以上に頼りになるチームメイトはいないでしょう」
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