本文へスキップ

オススメ

レギュレーションの”抜け穴”にFIAが介入か。メルセデスとレッドブルが予選で活用していたトリック禁止へ

F1
レギュレーションの”抜け穴”にFIAが介入か。メルセデスとレッドブルが予選で活用していたトリック禁止へ

ライバルとの差を痛感……ホンダ・プレリュードGTの開幕戦を振り返る。課題はレースペースの安定性「まだまだ“頂上”は遠い」とHRC

スーパーGT
開幕戦:岡山
ライバルとの差を痛感……ホンダ・プレリュードGTの開幕戦を振り返る。課題はレースペースの安定性「まだまだ“頂上”は遠い」とHRC

元レッドブルのマルコ、F1の新レギュレーションは「本来のF1とは違う方向」電気パワーが多すぎると指摘

F1
元レッドブルのマルコ、F1の新レギュレーションは「本来のF1とは違う方向」電気パワーが多すぎると指摘

進化した安定性と勝利で築いた自信。勝田貴元は正真正銘のWRCタイトルコンテンダーだ!

WRC
Rally Croatia
進化した安定性と勝利で築いた自信。勝田貴元は正真正銘のWRCタイトルコンテンダーだ!

Juju、フォーミュラEのテストに参加したことで、自身の”目指すモノ”を再認識「世界で活躍できるドライバーになれるように精進していきたい」

フォーミュラE
Tokyo ePrix I
Juju、フォーミュラEのテストに参加したことで、自身の”目指すモノ”を再認識「世界で活躍できるドライバーになれるように精進していきたい」

ストロール、アストンでの初GTレース参戦に満足。平均ラップタイムもトップクラス「楽しかった。また近いうちに走りたい」

Blancpain Endurance
ストロール、アストンでの初GTレース参戦に満足。平均ラップタイムもトップクラス「楽しかった。また近いうちに走りたい」

フェラーリ、WEC開幕前のイモラテストでトップ3独占。トヨタは8号車が9番手

WEC
Imola Prologue
フェラーリ、WEC開幕前のイモラテストでトップ3独占。トヨタは8号車が9番手

来年もフォーミュラE東京E-Prixはあるのか? ドッズCEO「ぜひ日本でレースがしたい。都庁と協議しているところだ」次季カレンダー発表は6月

フォーミュラE
Tokyo ePrix I
来年もフォーミュラE東京E-Prixはあるのか? ドッズCEO「ぜひ日本でレースがしたい。都庁と協議しているところだ」次季カレンダー発表は6月

F1チームにとって貴重な2週間の”シャットダウン”。ファクトリーでは何が起きている?

F1は約1ヵ月のサマーブレイクに入り、そのうち2週間はファクトリーが強制的にシャットダウンされる。しかし、実際にはどのようなことが行なわれるのだろうか?

M231875

 F1のサマーブレイクに関して、シャットダウンという言葉が使われるのを耳にしたことがあるだろう。実際にはどんなことを意味するのだろうか?

 F1は過酷だ。2月から12月まで全24戦が行なわれる記録的な今シーズンはなおさら厳しいスケジュールとなっており、約1ヵ月のサマーブレイクはドライバーと各チームにとって歓迎すべきリフレッシュ期間となる。

 F1競技規則第24.1条には、この重要な休暇について以下のように定められている。

『競技者は7月および/または8月に連続14日間のシャットダウン期間を設けなければならない』

 当然ながら、この規則を破ったチームはFIAからペナルティを受けるリスクがある。

 ルールはシンプルだ。約1ヵ月のサマーブレイクのうち、2週間のシャットダウン期間中、チームはマシンの性能に関するいかなる作業も行なうことができない。
マシンのデザインやリサーチ、風洞実験、さらにはクルマのパフォーマンスに関する電話やメールの送信さえも禁止されているのだ。


 しかしメルセデスの最高執行責任者(COO)であるロブ・トーマスが説明するように、やるべきことが全くないわけではない。

「メンバーの95%くらいはビーチにいることを願っているよ」

 そうトーマスは語った。

「しかし多くのことが進行しており、人々はそれに気づいていない」

「この貴重な2週間を迎えるまでには、多くの計画が進められる。そしてこの2週間は、いつもはできないようなことができる唯一の時間なんだ。普段、我々は全力を尽くしているからね」

Maintenance work can be carried out by external contractors while regular staff are on their enforced leave

Maintenance work can be carried out by external contractors while regular staff are on their enforced leave

Photo by: Red Bull Content Pool

「当たり前のことのように聞こえるかもしれないが、マシンの整備をするのと同じように、この時期にすべてのものを徹底的にチェックするんだ。1日電源を落としても業務に支障はないからね」

「我々のシャットダウンは土曜日の朝6時に始まり、最後のメンバーが現場を離れると、業者の”軍隊がそこを襲撃”するんだ」

「彼らはできる限りの掃除をしようとする。マシンショップではそれぞれの機械が整備される」

「実際、我々は4台の機械を撤去し、4台の新しい機械を導入する。そして、その周辺のサービスもすべて行なう」

「空調システムから照明、暖房に至るまで、すべて年に一度のサービスを受けることになる」

「修理が必要なものはすべて修理し、床のペンキも塗る。2週間後にまた人が戻った時に『あら、ずいぶん変わったわね。本当に素敵になった』って言われるんだ」

 本当にチームが完全に活動を停止しているかどうか確認するのは、FIAの仕事だ。しかしトーマス曰く、チームがシャットダウン手順に従わない可能性は低いと言う。


「F1において、FIAが直接取り締まるのが難しいことはたくさんある。だからチームの誠実さにかかっていることも多い」

「もし我々が不正をして、風洞を動かしていたとしたらどうなるのか……実際それを秘密にしておくのは本当に難しいんだ。というのも、ご存知のように、人々は常にチーム間を移動しているからだ。チーム間の人材の流動性によって、多くのことが自主規制されるようになるんだ」

「それにいつでもFIAがここにやってきて、やっていることを視察する可能性もある。でも、そんなことが起こるとは思っていない」

「他のチームが活動をしているという噂も聞いたことがない。だからこれが、みんなが待ち望んでいるような休みであることを願っている」

Wind Tunnel Model in Toyota Cologne

Wind Tunnel Model in Toyota Cologne

Photo by: Andretti Autosport

 またF1マシンに関連する作業が止まっても、すべての部門が停止するわけではない。F1のパフォーマンスや開発に直接関係のない部門は、通常通り業務を続けることができる。

「それも競技規則に記載されているが、事実上テストや設計作業、生産、マシンの製造、レース活動に関わることは一切できない」

「それは我々がF1に持ち込んだベストなモノだよ。そうでなければ、止まることができなくなってしまうからね」

「ビジネスには、商業的な分野や財務的な分野で働く人々もいて、彼らは月末のような活動をする必要がある」

「また、いくつかの建築工事も行なっている。大きな建設プロジェクトを監督している現場責任者と話していたとき、『我々は2週間、彼の邪魔にならない』と言ったんだ」

「彼も『悪気はないんだが、(普段は)クルマがあちこちに止まっているからそれは本当に助かる』と言っていたよ。サマーブレイクのおかげで、建築プロジェクトも進めることができるんだ」

 

前の記事 ウィートリー&ニューウェイの離脱は、レッドブルの”退化ではなく進化”なのか? 後任はチーム内部から登用へ
次の記事 ルノー、次期F1用PUの開発断念……2026年からのF1の魅力低下の証なのか? アウディ完全否定「メーカーにとってF1は魅力的……最高のテストベンチだ」

最新ニュース