2021年シーズンのF1で、マックス・フェルスタッペンの手によってドライバーズタイトルを獲得したマシン。基本的には前年のRB16の発展型と言えるが、絶対王者メルセデスを上回るパフォーマンスをしばしば見せた。またトルコGPで使用された、ホンダとホンダファンへの感謝を示す特別カラー(写真)のマシンを支持する声も多かった。
メルセデスは今年も、妖しく輝く“ブラックアロー”のカラーを採用。ドライバーズタイトルこそ逸したものの、コンストラクターズタイトル8連覇を達成し、その速さと強さを見せつけた。
【読者の声】
・出足こそ遅かったが後半の速さはすごかった
・やっぱり速いわ!!
WEC(世界耐久選手権)に参戦するトヨタが、“ハイパーカー元年”に送り出したマシン。TS050の後継マシンであり、周囲からの期待やプレッシャーもある中、ル・マン24時間ではトラブルを乗り越えワンツーフィニッシュ。年間タイトルもきっちりと手中に収めた。
【読者の声】
・新車ながら、トラブルを致命傷にはさせない強さも見せてのル・マン1-2に敬意を表して
スバルBRZでGT300を戦っていたR&D SPORTは、今季から新型BRZを投入。その初年度に8戦中4度のポールポジションを獲得するなど、図抜けた速さを見せた。当初は予選の結果が決勝に繋がらないレースもあったが、最終的には4度の表彰台を獲得して悲願のシリーズチャンピオンに輝いた。
【読者の声】
・今シーズンは「ウエイトって何だっけ?」と思わせる程強すぎた
トロロッソからチーム名称を変更したアルファタウリ、その2機目となるマシン。濃紺と白のスタイリッシュなツートンカラーに、赤文字の『HONDA』ロゴが映える。日本人ドライバーの角田裕毅がデビューイヤーを戦ったという点でも、今後日本のファンに語り継がれるマシンになるだろう。
MCL35Mは特にシーズン前半に速さを見せ、時にはレッドブル、メルセデスに肉薄するパフォーマンスを見せた。また、モナコGPでのガルフカラー(写真)も読者からの支持を集めた。
2021年のMotoGPはドゥカティが存在感を見せたシーズンだった。最新の『GP21』はファクトリーチームとプラマックの計4台に供給され、計7勝。ランキングトップ5の内、3人がドゥカティ勢となった。
スーパー耐久に登場した、水素エンジンを搭載した革新的な車両。カーボンニュートラルが叫ばれる現代において、その“選択肢”を増やすための取り組みとして、モリゾウ(トヨタ自動車の豊田章男社長)を中心に開発が進められており、来季以降の進化にも注目。今後語り継がれるエポックメイキング的な1台であることは間違いないだろう。
【読者の声】
・今年どころかここ数年でここまで社会の関心を集めたレーシングマシンが有っただろうか。来年以降の動きにも注目
ルノーからチーム名を改称したアルピーヌが送り出した、鮮やかなブルーが印象的なマシン。その極太なインダクションポッドも話題をさらった。また戦績の面でも、エステバン・オコンが優勝を飾り、フェルナンド・アロンソもいぶし銀の走りを見せて、コンストラクターズランキング5位を獲得した。
グリッケンハウスは、今季トヨタ以外でハイパーカーを実戦投入した唯一のメーカーだ。開幕には間に合わず、その後もトラブルが頻発。最終2戦も欠場したが、来季もその勇姿をWECで見られることになりそうだ。
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