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フェラーリ代表、ロシアGP”チーム内合意”の詳細を明かす

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フェラーリ代表、ロシアGP”チーム内合意”の詳細を明かす
執筆:
2019/09/30 9:23

フェラーリのマッティア・ビノット代表は、F1ロシアGPの決勝前にセバスチャン・ベッテルやシャルル・ルクレールと交わした”合意”の詳細を説明した。

 フェラーリのチーム代表を務めるマッティア・ビノットは、ロシアGPの決勝レース前にセバスチャン・ベッテルおよびシャルル・ルクレールと交わした”合意”の内容の詳細を説明した。

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 週末を通して好調だったフェラーリは、予選もその勢いを保ち、ルクレールがポールポジション、ベッテルが3番グリッドを獲得した。ソチ・オートドロームはスタートから最初のブレーキングポイントであるターン2までの距離が長く、ストレートスピードが優れているフェラーリがスタート直後にワンツー体制を築くことが予想された。

 実際、レースがスタートすると3番グリッドのベッテルが速さを見せ、ルクレールと横並びに。2番グリッドからスタートしたルイス・ハミルトン(メルセデス)の前を塞ぐような形となった。そしてインサイドにいたベッテルがルクレールよりも先にコーナーをクリア。ベッテル先頭、ルクレール2番手でオープニングラップを終えた。

 ビノットは、オープニングラップを確実にワンツー体制で終えられる方法を見つけようと、チームが注力していたことを認めた。

「ロシアでの過去のレースを見ると、1周目に前に出ることが重要だということが分かる。スタートでトップに立てば、トップでフィニッシュできる可能性が高いからだ」と、ビノットは語った。

「言うまでもなく、チームにとって勝利が重要だった。だから我々にとって、1周目にトップと2番手になることは最も大切だった。何らかの形でペースをコントロールすることができるからだ」

「それが起きたことだ。トップと2番手につけて、レースをコントロールしていたので、信頼性の問題がなければピットストップ後もポジションを維持できたはずだ」

 無用なバトルを避けるため、ルクレールはスタート直後のターン2まで、ベッテルからリードを守らないことに同意していたと、ビノットは述べた。

「ワンツー体制になることが第一目標だった。ポールポジションと3番グリッドからスタートして、そうなるにはどうすれば良いだろうか? 確実にトップの座を守るだけでなく、もうひとりがひとつポジションを上げて2番手になる必要がある」

「まずハミルトンにスリップストリームを与えないことが最善だと我々は合意した。彼に有利になるし、少なくとも何らかの可能性が生まれる。それゆえ、シャルルはセブにスリップストリームを与えることになった」

「それが我々が同意し、議論したことだ。(ルクレールが)スリップストリームをセブに与え、ポジションを守らないことでセブに有利になる。だから後にポジションを入れ替える。それが約束だった」

「起きたことは、この説明の通りだったと思う。ふたりとも良いスタートを切った。どちらもソフトタイヤを履いており、同様のスタートだった。シャルルは左側に留まり、セバスチャンはすぐにハミルトンの前に出た。当然、彼はシャルルのスリップストリームを使っていたと思う」

 レースが落ち着くと、ルクレールはチームに対し、ベッテルにポジションを入れ替えさせるように要求。チームもベッテルに指示を出したが、ベッテルはそれに従わず、ルクレールとの距離が遠すぎると返した。

 ビノットは、チームにとって必ずしもレース序盤にポジションを入れ替える必要があったわけではないと主張した。

「映像を見るに、スタートは計画通りにうまくいったので、セブにポジションを入れ替えるように頼むのは適切だと考えた。最終的にふたりのドライバーは異なる意見を持つかもしれないが、それについては彼らと話し合いをするだろう」

「当初はセブにポジションを戻すように求めたが、レースのその段階ではシャルルが十分に近い位置にいなかったと言える。(無理にポジションを入れ替えれば)コース上でタイムを失ってしまうだろう。セブはかなり速く、シャルルに対してアドバンテージを持っていた」

ピットストップ戦略は、ポジションの入れ替えを目的としたモノではなかった

 フェラーリは2番手を走っていたルクレールをまずピットに呼び込み、新品のミディアムタイヤを履かせた。ルクレールはピットアウト後ハイペースで飛ばし、ベッテルとの差を徐々に縮めていった。そしてその後、ベッテルがピットストップをしたことでふたりのポジションが逆転することになる。ベッテルがポジションの入れ替えに従わなかったため、チームはこのピットストップのタイミングを使って順位を”強制的に”入れ替えた……そんなようにも見えた。

 しかしビノット代表曰く、ルクレールが先にピットストップを行なったのは、タイヤの磨耗の進行度合いが早かったからだという。

「(ベッテルを)アンダーカットしたのは、シャルルにポジションを戻すことが理由ではなかった。シャルルはただ、タイヤを交換するためだけにピットストップしたのだ。彼の左リヤのタイヤは磨耗し始めていたので、ピットインするには適切なタイミングだった」

「両方のマシンをそこでピットストップさせてしまえば、ハミルトンにリードを与えることになってしまい、セーフティカーの出動に対して脆弱になってしまうことも分かっていた。だからセーフティカーの出動に備えて、セブをできるだけステイアウトさせようとしていたんだ」

「その後、セブのタイヤも磨耗し、彼もタイヤ交換を求めた。それは、彼にとってはピットストップするのに最適なタイミングだった。それで彼はピットインし、シャルルが先行することになった。セブは後ろになったんだ。でも、その時点でレースはまだ終わっていなかった。最適な選択肢がどれなのかを判断するチャンスは、いくらでもあっただろう」

 ベッテルにはレースをして、ルクレールを抜くことが許されていたということを意味するのかと尋ねると、ビノット代表は「その通りだと思う」とmotorsport.comに対して語った。

 ただその可能性は机上の空論と化してしまった。ベッテルは結局、ピットアウト直後にMGU-Kの問題でスローダウンし、レースを終えたからだ。しかしベッテルのストップがバーチャル・セーフティカー発動の引き金となり、これを活用したメルセデス勢がルクレールの前に出て、優勝を勝ち取るとは……なんとも皮肉な結末である。

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執筆者 Adam Cooper