フェラーリ代表、F1モナコGPでの「失敗が我々を強くする」次戦アゼルバイジャンGPでの巻き返し誓う
フェラーリのマッティア・ビノット代表は、F1モナコGPでの戦略ミスが「我々を強くする」糧になるとして、次戦アゼルバイジャンGPでの巻き返しを誓った。
写真:: Ferrari
F1モナコGPでの勝利を戦略ミスで手放したフェラーリ。次戦アゼルバイジャンGPに向け、失敗がチームを強くするとマッティア・ビノット代表は巻き返しを誓った。
モナコGPでフェラーリは、シャルル・ルクレールがポールポジションからレースをリードしながらも、ウエットからドライへと路面コンディションが変化する中で、チームは2度に渡りピットストップのタイミングを外し、ルクレールは4番手に後退。優勝はおろか、表彰台にすら登れずそのまま4位でレースを終えた。
母国初優勝の夢がまたも潰えたこともあり、ルクレールはこの戦略ミスに激怒。レース後、彼は次のように語っていた。
「ミスが起こることはあるが、今回は全体としてミスが多すぎた」
「ここではこれまでの数年、同じように厳しかった。だからそれに慣れていて、がっかりして家に帰るよ。でも特に今の僕らが置かれている状況を考えれば、こういうことを続ける訳にはいかないんだ」
ビノット代表は、モナコでの戦略ミスから多くを学ぶことができ、過去数シーズンに渡り遠ざかっていたタイトル争いにチームが慣れていくと考えている。
「このような状況が我々を強くしてくれると確信している」とビノットは言う。
「知っての通り競争力があるのは事実だが、それと勝つことは異なる問題。また別のレベルの難しさなのだ」
「チームとしても、我々はまだ進化していて、学んでいる。もう少し時間がかかるのかもしれない」
ルクレールは、スペインGPでPUトラブルによりリタイアを喫したことで、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)にドライバーズランキングの首位を明け渡した。そしてモナコGPではフェルスタッペンのチームメイトであるセルジオ・ペレスが勝利したことで、ランキング2番手の座も怪しくなってきている。
フェラーリとしても、モナコGP終了時点で、コンストラクターズランキングでレッドブルに対して36点のビハインドと大きく水を空けられている。
「最速のマシンを持ち、ポールポジションを獲得しながらも、レースで勝てていないのは確かに残念なことだ」とビノットは続ける。
「本当に残念だ」
「スペインで起きたこととは全く別の話だ。確実にレースをリードできていたのに、信頼性の問題が起きた。今回(モナコGP)は、我々を困らせる状況があったとはいえ、判断や決断が上手くいかなかった。そう、だから残念でならない」
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