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フェラーリ、”フェルスタッペン優勝”に控訴せず「誤った裁定だが、F1のため……」

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フェラーリ、”フェルスタッペン優勝”に控訴せず「誤った裁定だが、F1のため……」
執筆:
2019/06/30 22:26

フェラーリは、オーストリアGPの優勝を巡る裁定が誤っていると考えているにも関わらず、控訴をするつもりはないようだ。

 F1第9戦オーストリアGPで今季初優勝を狙ったフェラーリ。ポールポジションからスタートしたシャルル・ルクレールが終盤までトップを快走し、その勝利は盤石かに見えた。

 しかし、レッドブルのマックス・フェルスタッペンが猛追。フェルスタッペンはルクレールのDRS圏内まで迫り、残り3周を切った69周目のターン3でルクレールのインサイドに飛び込んだ。

 両者が限界ギリギリのブレーキングを見せてターンインしていったが、わずかに接触。ルクレールはランオフエリアに逃れたが、これでフェルスタッペンがトップチェッカーを受けることになった。

 この接触は審議対象となったが、長時間の審議の結果、どちらのドライバーにも接触を引き起こした主たる原因がなかったとして、お咎め無しの裁定が下った。これでフェルスタッペンの優勝が確定し、フェラーリとルクレールは今季初優勝を逃すことになった。

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 フェラーリのチーム代表を務めるマッティア・ビノットは、裁定には同意できないとしながらも、”スポーツをサポートするために”、前に進むと述べた。

「フェラーリとしての見解と立場から言えば、間違った裁定だと信じている。それが我々の意見だ。シャルルはスペースをしっかりと残しており、過失はなかった。それでも接触は起こり、彼がトラックから押し出されたと我々は考えている」

 そうビノットは説明した。

「我々は、それが明確なルールだと信じている。我々がそれをありがたく思うかどうかは関係ない。過去のレースで適用されたものと全く同じ規則だ」

「それでも、我々はスチュワードの決定を尊重する。彼らは裁判官であり、その決定を尊重する必要がある。そしてそれ以上に、ひとりのフェラーリファンとして、先を見越してF1のページをめくる時が来たと思う」

「よく言われるように、我々はドライバーを自由に戦わせておくべきだ。我々は裁定に満足していないし支持もしていないが、どうにかして前進する必要があるという事実を理解している」

「そして総合的に、それがF1にとって良いことだと思う」

 第7戦カナダGPでは、フェラーリのセバスチャン・ベッテルがトップを走行。しかし、コースオフした後の合流が危険だったとして、5秒のタイム加算ペナルティを受け、優勝を失っている。

 フェラーリは当初、このペナルティに対して控訴する意向だったが、後に”新証拠”を提出し、裁定の見直しを求めた。しかし、それはあえなく失敗に終わっている。

 今回、フェラーリがスチュワードの裁定に対抗する法的手段を講じるかと尋ねるとビノットは次のように語った。

「(手段は)ある。控訴することはできる。今夜、控訴する意向を示し、その後正式に控訴手続きをするんだ」

「しかし私が言ったように、そうはしないと我々は決断した。なぜなら、それがF1にとって良いことだと考えているからだ」

Additional reporting by Roberto Chinchero

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